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今日も息をしています

最近の世界ボクシングの傾向

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今日、いつもどおり、WOWOWエキサイトマッチ鑑賞。

結果は知っていたけど、世界Sミドル級戦 カール・フロッチ(イギリス)VSジャーメイン・テイラー(アメリカ)を観てびっくり。

ボクシング・ファンならご存知でしょうがフロッチは引退したジョー・カルザゲに対戦要求をしつこくしてる白人チャンプ、テイラーはあの怖い怖いバーナード・ホプキンスを2度判定で下したテクニシャンでアフロアメリカン。結果は逆転KOでフロッチの勝ち。

世界のボクシングは1990年代までの黒人VS白人になると9割9分、黒人が勝っていたのだが、最近の英国、ロシア、フランス、ウクライナの白人の中重量級は強い。

もともとオランダなどの北欧系の人種は平均身長、男子190センチ、女子180センチと体格的にも恵まれているのだが。

最近の特にアメリカの黒人ボクサーは世界戦で勝てない。ヘビー級なんか、主要4団体、全部白人の大男チャンプだ。

昔のヘビー級、例えばモハメド・アリの1試合のファイトマネーが15億円、今にして3倍としても45億円。タイソン、ホリフィールドなんかも30億円強。

一方、MLBベース・ボール、ヤンキースの主砲、アレックス・ロドリゲス年棒約29億円の10年契約。

そりゃボクシングにくらべりゃ野球はぬるいスポーツですよ。しかし今までのスポーツ選手の年間最高所得がボクシング・ヘビー級チャンプが常だったのが、MLB、NBAにさらわれている。
これでは運動能力の高い、大きな黒人スポーツ選手がボクシングから離れるわけだ。
日本なんかでもいい素材の大きな選手は野球か、プロレス、K-1、総合格闘技に取られている。

我が国の中重量級のホープの出現を期待するとともにボクシング大国、アメリカの逆襲にも注目したいです。