パルプフィクション
世界中にクエンティン・タランティーノを知らしめた一本であろう。
前作『レザボアドッグス』で既に高い評価は得られていましたが。
豪快サーフ・サウンド、ディク・デイルの再評価、ウマ・サーマンとトラボルタが踊るシーンでかかるチ
ャック・ベリーのナンバー等等、音楽ファンを常に唸らしてくれるシーンも満載だ。
個人的にはウマ・サーマンがオーバー・ドーズで死にかけて、注射一本心臓に一突きしたら蘇生するシー
ンが最高に笑えた。
1994年のカンヌ映画祭グランプリもうなづけるクライム・ムービーだ!!
豪華な脇役陣も見逃せない。ブルース・ウィルスなんてこの当時ミリオン・ダラー俳優だったのにノーギ
ャラで落ちぶれたボクサーの役で出演してる。
いかにタランティーノが映画人から認められていたかが分かるエピソードだ。
1990年代にこんなパワフルなニューシネマ風の映画が観れるとは夢にも思わなかった。
ウマ・サーマン、こんな女実際におったらうっとうしいけど、いい女だよね~。