3月は俺にとっては黙示録なんや。
21世紀になっても紛争は終わらない。
3月になります。
3月と言えば自分の中で印象に残っているのが1980年の3月?に観たこの映画の印象は物凄かった。
なんといいますか、映画を劇場で観ているんだけどLIVE感覚が凄くて、LIVEを観た感覚というんですかね、残響音がずうーっと数週間、脳内に記憶された。
極論いうけど米国は21世紀になっても、この映画のストーリーのようなアフガンゲリラやISというもとは自分達が援助した連中が反旗を翻してその対処に苦慮しているように思う。
映像芸術家コッポーラのまさに未来を預言したようなこの映画は米国そのものを表している映画かもしれない、、、、、グリーンベレー出身の英雄が母国に疑念を感じ錯乱し、狂気の塊となり帝国を作る様はまさに今のイスラム国なんじゃないのか?
映画のラストでウィラード大尉はカーツ大佐を暗殺するがその後の彼はどうしたのだろう、母国に帰還したのだろうがはたして?その後の彼氏は人間としてどう生きていったのか?そこまでは不明だし答えはない。
強烈だったなあ~、この映画は。
監督はドアーズそのものをベトナム戦争を軸にして描きたかったそうだが、観るものに未だに深読みさせる何かがある映画で今こういう映画は存在しない。
ドキュメンタリーはもう映画では撮れない、特にこういうのは。
コッポーラはロケ地のフィリピンで身元不明の死体をこの映画の撮影に使うために買った。
映像ではぼかしが入っているが人間の死体をそのまま映像に収めたエグイ映画ともいえる。
そういう徹底したリアリズムは狂気であり観るものを圧倒する。
理屈じゃない、本能に訴えかけるのでゲーム画面の様なCGにはそれはない。
全ての人間にある本能ではないがカーツ大佐の様な独善的な部分は人間は持っている。
というわけで世界の終焉にならないように3月も宜しくね~
74回は観たぜクラシック音楽聴いて初めてエクスタシーを感じたな。