気ままに気楽に

今日も息をしています

前略おふくろ様


1970年代は良質なドラマが数多くあった。

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このドラマもその一つであろう。

1975年~76年にかけて、イマドキのドラマとは違う半年クールでPart1、2に分けて放映され倉本聰原案の彼の最高傑作ともいえるドラマである。

このドラマ自体、そう再放送もなかったので俺は最近CS放送でおおよそ40年ぶりに観た。

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よく仲間内でぜんりゃーくーとか言いながら手紙を書くふりをしたような記憶があります。義務教育の学校の先公どもはこういう目上や尊敬する人に対しての手紙の書きだしの作法とか、電話番号の市外局番神戸なら(078)とか、西宮(0798)とか、兵庫県でありながら大阪の市外局番になる尼崎(06)なんか実用的なことは、今思えば全然教えなかったな、あれは左巻きの考えの公僕な奴が多かったんだろう。

そういえば校歌は歌っても国歌(君が代)は歌ったことないわ。まあそういう時代だったんだろ。

そんな感じでも他にエンタメでボクシングなんかの世界選手権で国歌は聴こえていたなTVから。

正味の大事なことはこういう良質なTVドラマで教わった気がする。

学校の先生の教えることなんかで役に立ってることなんて少ないでしょう、少なくとも俺はそう。ただ専門分野に関しては別かもしれんけどそれ以外は。

東京の下町にある料亭で働く新米板前のサブ(萩原健一)を中心に繰り広げられる人情物語である。

多くの俺なんかの世代に近い人たちはこのサブに感情移入してこのドラマを観ていたと思う。で親戚の娘役の桃井かおりを鬱陶しい奴やなあーって感じていたろう。

桃井って実生活でもこのくらい鬱陶しいややこしい女かいな?って思うくらい萩原より、遥かに演技は素晴らしい。

松田優作が役者として唯一つ、萩原を凌駕できなかったのがこういう情けなーい気弱な部分を演技で出せなかったという処かな。この辺が二人の決定的な違いな気はします。

最近、訃報が多い。俺の両親も既に天に召されているがそれは寿命としても、当たり前なんだけどこのドラマのテーマ曲を作った名ギタリスト、井上堯之、YOUNGMAN西城秀樹、大杉連など未だ早いでしょって逝去が続いているのは時間だけは平等と誰かが言ってたけど、時間だけはどんなに富があっても変えれないし買えないものなんだ。

少し前に梅宮辰夫が顔に包帯グルグル巻きでまるで「恐怖のミイラ」みたいな顔で直前のアクシデントがありながら、せっかく皆様が作ってくれた誕生会を欠席するわけにはいかない!!と強硬出席した姿を観て、やっぱ昔気質の役者やなとは感じました、いつまでも元気で居てください。前略、萩原様、梅宮様。




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