我々、1950年代後半60年代に生まれた男子なら素敵な響きであった
極真空手。
どこまでが現実かフィクションか謎ではあるが
創始者、
大山倍達の超人的な逸話も幻想を盛りたてた。
闘牛の牛を
素手で仕留めたり、ヒグマと対戦して警察に介入されて中止になったり。
アメリカに武者修行としてランキングヘビー級ボクサー、プロレスラーを軒並みKOする等等。
小学校の同級生でヤクザの息子が
町道場の空手で
茶帯だったのが、極真の白帯に全く歯が立たなかったとか。
後に映画「地上最強のカラテ」シリーズで幻想は頂点に達し、
アントニオ猪木と熊殺しウィリー・ウィリアムスの
異種格闘技戦は格闘技ファン待望の決闘になった。
今は分派して弱体化した感のある空手団体だが、1970年代には漫画やアニメも真っ青のリアル超人揃いの空手団体だったのである。