萩原健一 ショーケンの全盛期
前にもこのブログに書いたのですが1985年当時の萩原健一の勢いは凄かった。
丁度、この年の夏に彼は大阪城野外音楽堂で野外ライヴをやるのだが。
私は前年に怪しい音楽事務所のバイトで若きヘビメタ万歳ライヴをこの会場で警備していたので、ここの構造はよくわかっていました。
非常にひな壇式でかなり後ろの列の席でもよくステージが見渡せるのです。
で、私達ライヴを観にいった4人はかなり後方の席だったが、よく見渡せるのでまあいいんじゃないってな感じで開演を待っていました。
ところが、開演したと同時に皆が一斉にステージめがけて走りだすんです。
我々も走りました。通路に何人か警備員がいましたが通常のコンサートみたく阻止しません。それどころか又始まったかとゆうような感じで薄ら笑いを浮かべてる警備の人間もいました。
文字通り、完全自由席オールスタンディングの熱狂ライヴになりました。
人の波に押されて、ショーケンや井上尭之と目と鼻の先の距離まで詰まった瞬間もありました。
こんなフリーなライヴは、ジャパニーズ・パンクのライヴ以来でした。
今まで観てきた中で一番過激で素敵な香水の匂いが漂うライヴでした。
多分、GSの熱狂ってこんな感じだったのかな~と想像しました。
私は、ショーケンをデビュー前から見守ってるのよ~と吠えてる妙齢の女性も居ました。
最近の彼はどうしちゃったんだろう。せめて地味でもいいから、又ライヴしてほしいもんだ。
私は、彼の演技より、ロックンローラーとしての彼がもう一度観たいのだ。