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この映画はTV業界の視聴率競争の犠牲者になったTVのニュースキャスターの模様を描いている。

確か、このキャスターはTV局の上層部から看板番組の視聴率低下の責任を感じ、ついに自分がTVの中で自殺予告をして、視聴率を上げる行為に出るのである。

これは1976年の作品であるが今の時代にも通じる話ではないだろうか?

この映画で迫真の演技をしたピーター・フィンチはアカデミーの主演男優賞をとった。

最近のアメリカ映画はつまらないものばかりでアカデミーもバカデミーとかしているが1970~80年代にはこんな考えさせる社会派ドラマが数多く制作されていたのである。

我が国、日本でも地上波放送は若者や我々、中年以降の者には見られないゲテ物、お粗末番組ばかりになってしまった。

いつこんなTV視聴率競争の犠牲者が出てきてもおかしくない状況まで堕ちてしまっているようだ。