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今日も息をしています

アジアの英雄  P4P  マニー・パッキャオ


いやー昨日はびっくらこいたなあーもう!

私はボクシング・ファンで年間に全てTV観戦ですが100試合以上、今までに何千戦とリアル・タイムで、もしくは遡って日本や海外のあらゆるボクシングを観てきました。

マニー・パッキャオ選手がWBOウェルター級チャンプの強豪、ミゲール・コットを12回TKOに下しました。

これは歴史的快挙だと思います。そして歴史的瞬間だと思いました。

我々ボクシングファンは今、とんでもない怪物と同時代を歩んでいるのを幸福と思わねばなりません。

このレフティのマニー選手はフライ級からキャリアをスタートしてて無名時代、日本でもファイトをしています。

普通、ボクシングの常識で50キロ程の体重の選手が66キロの選手に勝てるどころか、試合にもならないんです。

まあ10年近くの時間をかけて増量をして徐々に体を大きくしていったとしてもフレーム(骨格)はそう変わらないので下から上がってきた階級の選手は凄い不利なんです。

この選手を見てるとヘンリー・アームストロングという20世紀初頭の私も、殆ど文献と写真でしか知らない伝説のボクサーを思い出します。

8階級時代の時代に同時にフェザー、ウェルター、そしてライト級を同時制覇した伝説のボクサーです。

ただ私はヘンリーよりマニーが凄いと思います。それは現代ボクシングは階級性が確立されていて技術体系も進化しており、なかなか小さい体格の人間が勝てないシステムになっています。

その中で実質飛び越えた階級を含めて9階級制覇したマニー選手は地上最強の男といえます。

1970年代にタイのセンサク・ムアンスリンというJ・ウェルター級でムエタイから転向して3戦目で世界チャンプになりインターバル中、常識はずれな水をガブ飲みしながらガッツ石松をKOに葬った選手を私は永らくアジア歴代最強の選手とみていましたが、今はマニー・パッキャオです。

いや?ボクシング史上でも10指に入る名ボクサーかもしれません。

とにかく速いのです。左ストレートは対戦した相手は見えていないと思います。

ノーモーションだからよけれないんです。それで破壊力があるので対戦相手はどうにもならんのです。

多分、歴代のディフェンス・マスターと云われたレナードやE・ペドロサも被弾してるでしょうあのパンチは!!

パックマン、あとはフロイド・メイウェザーとメガファイトするだけでしょうが、フロイドも恐らくあのパンチを被弾してオロオロ、たたらを踏みそうな光景が今から目に浮かびますね ♪

因みにP4Pとはパウンド・フォー・パウンドの略で同一階級でもし闘わば誰が一番強いかという指数みたいなもんです。今は文句なしにマニー・パッキャオですね!!

フィリピンといえば一昔前は日本ボクサーのかませ犬養成所みたいなイメージがありましたがパッキャオの出現でボクシング王国になりつつあります。

まさに時代は変わったのですね。