Thank You My Dear Friends/萩原健一
1. イントロダクション
2. 9月25日吉日、友の結婚
3. PM10時すぎ逢いたくて
4. 55日目、夕方和んで
5. 昔おさない夢
6. 去年の暮れ-予感
7. 58年9月、お世話になりました
8. 54日間、待ちぼうけ
9. 58年5月、別荘にて
10. 九月朝、母を想い
2. 9月25日吉日、友の結婚
3. PM10時すぎ逢いたくて
4. 55日目、夕方和んで
5. 昔おさない夢
6. 去年の暮れ-予感
7. 58年9月、お世話になりました
8. 54日間、待ちぼうけ
9. 58年5月、別荘にて
10. 九月朝、母を想い
1984年に発売された萩原健一のアルバムです。
前年の1983年に大麻不法所持で現行犯逮捕、交通事故を起こし妻石田あゆみとも離婚、最愛の母も失うという人生最大の岐路というかピンチの後に発表されたアルバムです。
前作の『SHANTI SHANTI LIVE』あたりの雰囲気でコイツやってるやろなあ~ってな気はしていましたが案の定でした。ホントはどうなんだろう??コークとかもしてたかもしんないね(笑)
このアルバム全般に流れる浮遊感というか諦念というのかショーケンにしては激しさがない静かな感じがします。
この静かな楽曲群が翌年のアンドレー・マルロー・ライヴ・ツアーになると激しい曲に変貌するのだからこの当時のバンマス井上尭之のアレンジとショーケンの表現力には驚愕させられてまるでB・ディラン並のライヴアレンジに思えたりするのである。
当時、懇意にしていたオカマのBARのマスター(故人)が私にショーケンってね。甘えん坊なのよ、弱い人なのよ。でもそういうところが男も女も放っておけない人なのよねって言っていたのが印象的でした。
人間元々、強い人もいるでしょうが大抵の人は皆弱いもんである。
これだけ不安定な芸能の世界で20年近くも当時一線で活躍していた人でもこれだけ弱いもんなのかなあ~と思いましたけど。。。。。
この辺の弱さが沢田研二とは決定的に違うような気が個人的には思います。
もちろん沢田研二のグイッと引っ張る見かけとは違う男らしさも素晴らしいですけれど。
自分の現況であるとか素直な心境を吐露した本作は色んな意味で人間、萩原健一を表してる傑作だと個人的には思いますね ♪