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メキシコの英雄 フリオ・セサール・チャベス

1980年代後半から1990年代半ばにかけて、ボクシングの中量級はJ・C・チャベスというインファイトの抜群に巧い選手の時代でした。
 
M・タイソンがヘビー級に無敵を誇って1980年代後半に出現して大いにヘビー級が盛り上がり、長期政権を築くかと思いましたが1990年、不運のロングカウントミスもありJ・B・ダグラスにKO負けしてから凋落して一時期私生活面のトラブルからリングにも上がれない状態になった時期にボクシング界をリードしてきた名選手です。
 
いわゆる一撃必殺のパンチはないのですが、コンビネーション、特にインファイトにおけるアッパーやフックは非常に効果的で着実に相手にダメージを与える攻撃でした。
 
日本のボクシング関係者にもファンの多い選手で又、日本の選手がお手本に出来る試合スタイルも人気の要因の一つだったと思います。
 
O・デラ・ホーヤに敗れるまで70戦近く無敗だった百戦錬磨のファイターでメキシコが生んだ世界的なボクシングの英雄です。
 
ただ同時期に徹底的にアウトボックス出来るS・R・レナードや現役のF・メイウェザーが同時代に居なかった事も少しラッキーな様な気はします。 彼らならこの選手の攻撃はさばききっていたと個人的には思うので。
 
まあそれでも素晴らしいメキシコ人初の3階級制覇王者であることには間違いありませんね ♪