気ままに気楽に

今日も息をしています

チャンプ

私の全く個人的見解だが、1970年代後半~1980年代前半のアメリカ映画には心があったしタブーもあったり描けていない事実もあるトンデモ国で自由なんてない国ではあるのだがある意味、この歴史の無い国が新しい総合芸術、映画のジャンルで栄華を極めた後ベトナム戦争で敗北し実際に世界征服なんて出来ないばかりか国体として仮想敵国ソ連とかドイツとかってのが通用する時代でもなくなりシナ(中国)の脅威におびえてる現在、音楽や映画で面白いネタや面白いモノなど出現なんてまず不可と暴論でキメウチします。
 
何がいいたいかというと1970年代後半~80年代なんてのはこの国が仮想敵国としてソ連があったわけで属国、日本の市井の人達も騙されまくっていたわけである。
 
本当に表現の自由がある国なら『8月の狂詩曲』なんて黒澤明の静かなる反核のメッセージを伝えた、私が唯一つイモ俳優R・ギアの演技が評価できる傑作がユーチューブ上に動画くらいありそうなものなのにそれがない。
 
人類史上最悪の愚行を犯した事を認めない国に未来はないと思います。
 
ギアが映画の中でとった行動を大統領がせん限りはな。
 
話は横道にそれたが私はボクシングを扱った映画で『ロッキー』とか『ミリオンダラー・ベイビー』は好きではない。
 
前者は現実味のない嘘くさいボクサーの話でC・ウェップナーの事を描いてるなら誇張もいいところだし、後者はこんなアホなボクシング・トレーナーなんかおるかいって憤慨する内容である。
 
ただ1979年に公開されたこの映画『チャンプ』は劇場で観て私は人前で絶対涙を見せない男なので心の中で号泣した映画です。
 
J・ボイトのこのブヨブヨでヘビー級にしては小さい男が元チャンプで命をかけて愛する息子の為にリングで闘う姿なんともいえんものがありました。
 
私も少年時代にひょっとしたら大人の事情でこのリッキー・シュローダー演じる少年の様になってたかもしれない思いがあったので余計に感動したのかもしれないけどね ♪
 
とどのつまり映画なんていうのはミスキャストであっても脚本がしっかりしていれば充分観賞に耐える作品になるってことだよね