怪物王者 ノニト・ドネア
現在はバンタム級で無冠のノニト・ドネア選手でありますがワタシはこの選手は何十年に一人の怪物選手になる可能性を秘めてると思います。
当時、ダルチニャンといえば無敵の世界王者でこんな選手と試合をしたら壊されてしまうという事で、このフライ級周辺で挑戦者も対抗団体の王者も対戦を避けて怖れられてた選手である。
もちろん日本の亀田や内藤も同時期にWBAのフライ級王者でしたけど怖くてよう対戦出来なかった筈である。
その絶対王者と真っ向から打ち合い、左フックのカウンター1発で倒したこの試合は圧巻でした。
今、ボクシング界はフィリピン出身の実質9階級制覇王者のマニー・パッキャオという英雄がいますけど、素材的にはワタシはこのドネア選手の方が上回ってると思います。
フライ級時代のパッキャオ選手は何度か観た事ありますがラフでパンチはそこそこあるけど冴えないレフティのボクサーでした。
それがトレーナーにフレディ・ローチを迎え、本場アメリカ式のボクシングスタイルを取り入れて次々にメキシコの強豪ボクサーを下し、ついにはあのオスカー・デラ・ホーヤを引退に追い込むまでの物凄い選手になりました。
このドネア選手も名前は忘れましたが、アメリカで定評のある名トレーナーが現在ついているそうです。
歴史を作った偉大な選手には名トレーナーがいるもので、M・アリ、S・R・レナードにはアンジェロ・ダンディが、M・タイソン、F・パタースンにはカス・ダマト、パッキャオにはフレディ・ローチが付いています。
ひょっとしたらこの選手、ボクシング史上に残る物凄い選手になりそうな予感がするんですね