気ままに気楽に

今日も息をしています

ALICE Ⅷ

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1. ラ・カルナバル
2. 自分白書(マイ・ステイトメント)
3. 葡萄の実
4. それぞれの秋
5. 夏の日に
6. メシア(救世主)
 
 
8. 黄色いかもめ  
9. 標流者たち
 
1980年に発売されたアリスのアルバムです。
 
当時、音楽マスコミからの定義付けでニューミュージックとかロックやフォークって云われていた連中は既にTV
 
での影響力が甚大にあったベスト10番組にはチャートにのっかっても番組には出演しないと云う事がありまし
 
て、今思えばアレは逆にそのミュージシャンやバンドをより知る人ぞ知るとか実物を観てみたいっていうリスナー
 
の欲求を逆手に取った未だ観ぬ強豪なプロレス的なレコード会社、ミュージシャン、バンド側のセールス的戦
 
略であったように思えます。
 
そうすることによって簡単にナハハ~ってヘラヘラ出演するアイドルあたりとは俺達は違う別物で実力があるん
 
だぜっっていう証明と全国ツアーの動員で都市部はいいとしても地方での観客動員が厳しいバンドなんかはLIV
 
E動員とセールスの売上の相乗効果を狙っていた様に勘繰ったりもするのだ。
 
このアリスは『冬の稲妻』の大ヒットでそのTVに出ない禁を破って初登場したと思うのですが、大正解でその後
 
快進撃を突き進み、関西の1ローカルバンドであったのが全国区になるのである。
 
そういったお茶の間の人気バンドになった直後のアルバムなんで全体的に吹っ切れたような潔さを感じさせる楽曲が多いです。
 
7の曲は同時期に元暴走族の本間優二主演の同名映画の主題歌にもなりましたけどなかなかに暗ーい映画で良かった記憶がありますわ