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今日も息をしています

ボウリング・フォー・コロンバイン

 
2002年に公開されたこの映画を観てワタシは改めて銃社会の怖ろしさを知りました。
 
つい先だって、S・マリナーズイチロー選手がBS放送にて糸井重里と本音トークってする中で彼が地元シアト
 
ルで未だ1年目の時に慣れない交通ルールの為に違反キップを切られそうになった時に、何でか理解出来ずに
 
免許証を日本での取り調べの感覚で出そうかなとのんびり構えていたらいきなり路肩で止めたパトカーからの
 
二人の警官が銃口を突き付けてきて反射的に両手を広げたら、顔をしげしげと眺められイチローか?と尋ねら
 
れYESって答えたらそのまま笑顔で敬礼されて切符も切られなかったらしい。
 
もし両手を広げていなかったら生命の危機であったと彼は言ってたので単純に怖いなあ~って感じました。
 
この映画は公開当時、かなり日本でも反響がありワタシ自身こういう単館ロードショー系の映画は好きなのです
 
ぐに劇場で観た記憶があります。
 
この映画はセミドキュメンタリーでコロンバイン高校にて二人の男子生徒が1999年だったかに高校に乱入し、そ
 
のまま生徒や先生を数十人殺害して自分達も自殺するという痛ましい事件は何故起こったのか?という命題を
 
元にして監督・脚本のマイケル・ムーア全米ライフル協会であるとか、我々の感覚で行くと近所のスーパーで
 
野菜を飼う感覚で銃弾を買える社会ってどうなの?って訴えてるカナダ映画である。
 
銃の許可証も出さずに簡単に銃弾を買えたり、カナダの方がアメリカより銃所持率が高いのに拳銃トラブルにお
 
ける犯罪がアメリカより極端に少ないのはこのアメリカ合衆国ってのが成り立ちから歴史からして、また映画や
 
エンターテイメントにおいても常に国民を不安にさせる題材のモノが多くて、逆に仮想敵ってのを作りやすいよう
 
にあえてしてるって構図であるとかワタシの知らない裏のエンタメ事情が知れて興味深い映画でした。
 
ラストシーンでマイケル・ムーア全米ライフル協会会長の名優チャールトン・ヘストンの自宅に訪問して彼に何
 
故に?って詰問するシーンはいささかプロレス的ではありましたがなかなか緊迫した画面でした。
 
ボウリングってのは加害少年達が犯行直前にボウリングに興じたらしいからそこから映画のタイトルにされたみたいです。
 
映画のエンドロールにR・ストーンズの『黒く塗れ』が確か?流れて終わるのですがなんともドヨーンとした気持ちになって映画館を出たのが未だに忘れられないです。