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世紀の怪物 タランチュラの襲撃

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この映画は1955年に公開されたみたいなんだけどワタシ、深夜の日常カルト洋画劇場で視聴した時はタイトルが「人食いタランチュラの襲撃」?とかなんかそんなタイトルになっていた記憶があります。

結構いい大人になってから観たので、大魔神とかを劇場で子供の頃に観たほどの怖さはなかったけれどでも、このモノクロの画像にモソモソ動く巨大毒蜘蛛を観たときは気味が悪かったです。

1950年代の特撮映画でとくにSFやモンスターものを扱ってる場合、その時代世相と相まって普段は小さい虫やトカゲ等が放射能や化学実験により巨大化して人間を襲撃するパターンというのが多い。

ソレはあくまで妄想であるが米国を中心に、原水爆の実験を各地でしたりしていたのでその不安と恐怖の表れが根底の一つになっているのであろう。

巨大生物映画の最高峰「ゴジラ」の恐怖はさておいて実際に蠅やゴキブリ、蛾やクモ、蟻といった我々人間がどちらかといえば気味悪く思ってる生物がもし巨大化したらどうなるか?っていうのはモンスター映画の命題の一つであると思える。

この映画のお話はマッドサイエンティストに近い科学者が原子力を使った人工栄養素?の研究という原子力バンザーイな研究をしていて、自分にその栄養素を注射死亡してしまい、なにかの拍子に研究材料にしていた
タランチュラがその栄養素を吸収して巨大化し、町を襲撃するって話である。

コレはカラー画像だとそんなに恐怖は伝わらないような気がする。

モノクロにさらにどす黒いタランチュラの影が覆いかぶさることでより視聴している人の恐怖感をあおってるような感じがするのだ。

昔、怪しいビデオ店でバイトしていた時にVHSかベータでコレともう一つ、モンスターものをくっつけたタイトルのビデオを見た記憶があるが今は廃盤で現存していないんじゃないかなあ~??

若い頃、勤めていた会社の同僚で変わった変な奴がいて自宅にタランチュラを飼いたいと真剣に言ってるのが居たけど、こんな希少動物でしかも気味が悪く値段も普通のペット等と比べて飛びぬけて高いのを欲しがる神経が理解できなかった。

多分、奴の心の中には深ーい闇の部分があったのだと思う