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今日も息をしています

バニシングポイント

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映画「バニシングポイント」は1971年に公開されたリチャード・C・サラフィアンの監督作である。

コレも昔、日常洋画劇場で観たときは訳が分からんかった映画です。

バリー・ニューマン扮するカーキチがただ車をぶっ飛ばし続けるってだけの映画でなんで裸の女がバイクで登場するねん??とかようわからんかった。

20年近く前ににこの映画の感想をデッド・ヘッズっぽいBARの雇われマスターに話を振った時に大傑作と言いきっていた。彼曰くアシッドムーヴィーらしい。コレをできるだけ大きな画面で大音量で観ながらキメルのがいいんだよって言葉に妙に説得力がありました。

ワタシの友人のバンドマンのBASSもアシッドムーヴィーって言いきっていた。

ただやたら「イージーライダー」と同じくフラッシュバックの手法が採られているのでそういう見方をされるのも多いかとは思う。

コレは主人公がダッチ・チャレンジャー(車)を陸送するだけの話なのだがデンバーからサンフランシスコまで翌日の午後3時の15時間の限定したしかもかなりハイリスクで常に時速200キロ以上飛ばさないと到達しない危険な賭けなのだが、彼は引き受けるのである。

走る走る走る!!!!とにかく猛スピードで走ってるもんだから当然警察の目につくし、執拗な追跡のカーチェイスもあるわけだ。

そこで彼の素性がだんだん明らかになっていくって展開で、元海兵隊でレースドライバーで警官であり、愛する女性を失った悲しい過去が明らかになるわけだ。

明日のジョーの名文句、立て立つんだジョー!!ってのの代わりにこの映画は走れ走れ!!コワルスキーって叫んでしまいそうになる。

1997年に英国のバンド、プライマル・スクリーム(このバンド名がもうアシッドやけどね)がこの主人公コワルスキーに視点をあてたコンセプトアルバム「バニシングポイント」を発表して話題になったせいかこの映画は、割と若い世代にも伝説のカルトムーヴィーとして人気があるようだ。


時折、制限時速40キロの地元の地道でゴキブリが張っていないのも分かっていてすいてて80キロ以上のスピードを車でだしていたらフト思い出す映画でカーマニア、アシッド好きは必見の映画である