気ままに気楽に

今日も息をしています

REBELSTREET

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1. ターニン・ルース(E.D.P.S)
2. エルア・エラ(Chane Operation)
3. モダーン・ビート(Lizard)
4. あわのうた(Non Band)
5. フルヘッヘッヘッ(P-Model)
6. ボリス・ヴィアンの憤り(和田哲郎with町田町蔵)

7. ウエイク・アップ(Allergy)
8. のみ水(突然ダンボール)

9. ロンド(シャンプー)

10. ここ□そして□ここじゃない場所(吉野大作 & プロスティテュート)

11. 8月15日(ゼルダ)
1982年に発表された「その後の仁義なき戦い」ならぬその後の東京ロッカーズという具合のオムニバスアルバムである。

どの楽曲も当時の打ちこみであるとか、テクノロジーに頼ることなくLIVEの箱の中の息吹をダイレクトに伝えており個人的には極私的邦楽オムニバスアルバムの最高峰の一つである。

6とか10なんていうのは彼らの全ての楽曲を聴いたわけではありませんが、最高の曲の一つなんじゃないだろうか?

1977年に英国で勃興したPUNKムーヴメントは地下で東京ロッカーズという形でマグマとなり3年後くらいに日本では爆発したような印象がワタシにはあります。

その後、東京だけでなく関西、九州等の地方都市にもPUNKの動きが現れ、海外では1982年といえばPUNKをより先鋭化したハードコア、oiが勃発する中、日本ではSTALINがメジャーデビューを果たし、全国縦断GIGを敢行していた頃で俺たちは、こわごわしかしワクワク興味深々にシーンの推移を観ていた記憶がある。

このアルバムやSTALINの自主製作盤や「ベトナム伝説」、暗黒大陸じゃがたらの「南蛮渡来」なんてのは毎日聴いていて、STALIN神戸初上陸を心待ちにしながら俺も周りも過ごしていた記憶がある。

この1980年代初頭から80年代中期にかけてインディーズ盤とか輸入盤やブートレグ海賊盤)が一番売れていた時期の筈で神戸でも数件、専門店があったくらいなので何度目かのサブカルチャー全盛期だと思う。

俺たちの時代はブリティシュ・インベイションもなく、Woodstockもない時代ではあるがPUNKやポストPUNKというメインストリームとは離れた中で面白い動きがあった事は確かなんである。

今思い返せば、洋楽も邦楽もPUNKの衝動は凄まじかったがソレは一過性のモノであってどこか過去の模倣があったのに対し、その後のポストPUNKって言われる動きが斬新だったように思う。

NEWWAVEやハードコアやoi、ノイズ系などかなり偏った好き嫌いがはっきり分かれるジャンルであったのかもしれないが当時は最先端であったのだ!!

このジャケデザインがよくわからないんだけど鹿鳴館時代?って明治の文明開化直後の雰囲気を感じさせてくれて非常にセンスがいいのである。

因みにこの音源、何回目かの引っ越しで紛失しており収穫課題の一つになっているのである。。。。。