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ROCKERS

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1978年に公開された映画「ROCKERS」はフランク・ザッパを盲愛する津島英明監督によって製作された。

この映画は俺の自分史の中では少しリアルタイムから遅れてTVで観た記憶があります。

俺のブログ友の中にはパンクの嵐がもろ直撃した世代の方が居まして粛清ということでそれまで聴いていた音源の全てを中古店に売り飛ばした猛者がいますがこの映像を観ると少し分かるような気がします。

俺は少しだけ遅れた世代なのでそういった事はしなかったですがモロ直撃でこういう音や映像を体感していれば同じような事をしていたとは思う。

そのくらいPUNKムーヴメント、その後のポストPUNKの勢いは凄まじく自分自身も影響されまくり未だにこの30年以上たったムーヴメント以上のモノはその後ないとも思ってるので、近い音を出している若い士のバンドなんか観ますと微笑んでしまいます。

逆に俺なんかもこの辺りの映像や音に影響されてバンドしていたクチなので1990年代以降?のDJとかラップとかHIPHOPって類の楽器を必要としないリリックとノリだけでレコード製作してるプロの音は洋邦問わず、プロセスがよく分からんし楽しているとしか見えないのでほとんどのモノは評価しない。

今に限らず、20年近く以上前からだがもうポピュラー音楽は新しい音や動きは出ていない。

ソレはある意味、その年代の若者に対してのアンチテーゼとなる音を俺ら40代50代の人間が創造出来ていない責任があり未だに若い例えばバンドを表するにストーンズビートルズ等の60代70代の初老の巨人たちを引き合いに出したりする処でもあるわけだ。

個人的に思うこの1970年代後半からのムーヴメントはもう二度と起きないとは思う。

前述したアンチテーゼとなる対象もないし、今現在30代でどういうバンドやミュージシャンがメインストリームなの?って言ったら皆無だと思うし、今は文化の世代間闘争なんていう時代ではなくなったのかもしれない。

しかしコレはポピュラー音楽の進化から行くと非常に危険であり、衰退する可能性が多いにあるわけだ。

某ブロガーもおっしゃっていた名言ですがポピュラー音楽は今、現在を表現する形態のモノでありそうでなくなったら俺が思うに衰退するモノであるとは思うのだ。

この映画は音楽ドキュメンタリーなので一般映画の物語や筋ってのはほぼない。

あるとすればバンドやっている連中がHIPだが世間的には認められず、背広を着たサラリーマンが大人でダサいけど金をそれなりに持っていて権力側に居るって二元的な視点ぐらいか?


SPEED→この映画の一連のバンドの中でもかなり好きな部類の音でして、高校時代にやっていたバンドはホントこういうのを目指していました、こんなオリジナル曲を作っていましたね。


S-KEN→東京ロッカーズの連中の中でも親玉的存在で80年代にメジャーデビューし、そこそこスキモノから支持を得たバンドだったと記憶します、テクも抜群ですね♪


SS→ロンドンSSなんて英国PUNKもあったような記憶があるが、当時一番速いと言われた超速PUNK、俺らのバンドというか俺自身、こういう超シンプルなのが好きでオリジナル曲、似たようなの作ったなあ~♪


Friction→唯一無二の恒松マサトシ率いるジャパニーズ・パンクの最高峰の一つで、歴史的にも非常に評価の高いバンド。
製作サイドがバンドに対してインタビューを各各敢行するのだがそのドレもが旧世代が新世代に対して上から目線なのに対して明らかに嫌悪を示している雰囲気が最強にPUNKである、22世紀になっても語り継がれるPUNK。


The Stranglers→Bassのジャン・ジャック・バーネルが日本通と言う事もあり、特別出演したと思われる。

もう別格に凄いのであるが三島由紀夫をこよなく愛し極真空手の黒帯を持ち、ヒロシマナガサキに対して哀悼を捧げる彼らは真のPUNKSであると言える。

俺はよくサブカル雑誌で東京ロッカーズってバンド名なんかいな?ってイメージがあったのだがそうではなくこの一連の首都圏を中心としたアンダーグラウンドのムーヴメントである事をこの映画を観ることによって知った。

多くの俺も含めてバンドをする男女は異性にモテたい、注目を浴びたいって処からSTARTしててソレはストーンズビートルズでも変わらないのであり、プラス俺たちの場合はこんな程度やったら俺らでも出来るやんって部分が大きかったし、そういう動機でバンドを始めた連中も多かったのではないだろうか。

こんな表層的なレビュー記事しか俺なんか書けないのではあるがブログ友でRockを語れないなんて言ってる御仁もテキトーに記事を書けば?とフト思ったりするのである