気ままに気楽に

今日も息をしています

やせっぽちのBoogie(仮題) 第8回

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シドはぶらり街を散策するのが大好きなのであるが、こう洒落にならない攻撃(しかも相手はよく分からない)とあっては変装して街中をぶらつかなくてはならない必要性が出てきた。

そこでBLUEに頼み、新神戸のヤサはさっさと引きはらい、神戸でもディープタウンと言われる※1長田区、※2兵庫区あたりに今も存在する一見長屋風に見える港湾に近い一角の地下室を用意してもらう。

だがその西神戸の地区はヤンチとかヤンキとかいう男の地元であり、彼はめっぽうその地区の土地感は強いのだが、逆に息をひそめる場合は結構そういう場合の方が好都合な場合もある。

変装の方であるがありきたりではいけないのでBLUE御用達の美容室で入念にチェックしてもらい、まったく別人に変身できるデスマスクの様なものを用意してもらう事に。

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髪はばっさり切り落とし、顔の作りは昭和の男丸出しにしてもらった。

どこから見ても昭和40年代の港湾労働者の顔で今風ではない。

うーん。。。。俺のイメージやないけどしょうがないか、映画「他人の顔」みたいやね。

そううそぶくシドも結構デスマスクが気に入った様だ。

地下室がネグラでしかも長田区の港湾街やろう~、、、、まんま昭和30~40年代やのうー、しかもディランの隠遁生活みたいやし、、、、、、

さあ準備は整った処でさっそうとシドは長田や兵庫の下町を散策するのであった









(第7回終わり)

※1西神戸の下町地区、焼き肉、お好み焼きが旨く本当の意味での神戸の下町が観れる処でもある。

※2昭和40年代まで全国でも有数の歓楽街、新開地地区のある街未だに根強い人気はあるが最近はかなり寂しくなった。