気ままに気楽に

今日も息をしています

OTIS BLUE/OTIS REDDING SINGS SOUL

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1. オール・マン・トラブル



2. リスペクト


3. チェンジ・ゴナ・カム
4. ダウン・イン・ザ・ヴァレー
5. 愛しすぎて


6. シェイク
7. マイ・ガール


8. ワンダフル・ワールド
9. ロック・ミー・ベイビー
10. サティスファクション


11. 恋を大切に

ポピュラー音楽の世界には奇跡的な歴史的瞬間にスパークして出来た歴史的名盤という類のモノが数多く存在しますがこの1枚も間違いなくその一つであると思います。

自分史に関して言えばそんなに詳しくないけど、最初期のブラックミュージックに身近に接するキッカケが出来たのが、ローリング・ストーンズであったりもしくはこの人であったりするわけだ。

中学の時だったかにモンタレーPOPの映像をこの人やジャニスの映像をNHKの音楽ドキュメンタリー番組で観た記憶がありまして鳥肌が立った記憶があります、1970年代や80年代初頭の音楽番組って個人的には凄いレヴェルが高かったと思います、今と比べて。

でこのアルバムは1965年に発売されたオーティス・レディングの3作目である。

絶頂期で脂の乗り切った時期でもあり、BACKもブッカーTドナルド・ダック・ダン、スティーヴ・クロッパーと当代随一のリズム・メロディー隊にオーティスのヴォーカルであるからして最強である。

この人の歌声って俺の勝手な妄想だがピアノの様な旋律を奏でているといつも思う。

繊細で力強く、太く張りがあると言いますかヴォーカルレッスンなんかは基本ピアノでしたりするけどこの人自身がピアノそのものって感じでしかもソウルフルなのだ。

全曲駄作の無い完璧無敵なこの盤が1日でほぼ一発取りだったと言うのは音楽の神が降臨していたとしか思えないくらい驚愕だ。

10のストーンズのカヴァーなんて原曲を聴いた事がないオーティスがレコードをスタジオで初めて聴いて即興で演じたと言うので怖れ入ります。

1はギターの切れが素晴らしいバラード

2はダンサブルとはこういうことだって見本で俺はこの言葉の本当の意味をこの曲で知った気がする。

3は敬愛するサム・クックのカヴァーで丁寧に歌い上げるその様子は先人に対しての尊敬の念が感じられる。

4はソロモン・バークの曲だがなかなかオーティス風にアレンジしているようだ。

5は地上最大のバラッド曲とも言えるほどで俺はそれこそ毎日聴いていた時期がありました。
ヘボい歌手のラヴソングなんか吹き飛ぶ熱い名曲だ。

6はサム・クックのカヴァーの大名曲ですがどうでしょう?本家がいいかな?好みが分かれる処ではある

7はテンプテーションズのカヴァーですが俺はコッチの方が好きです、何故って?熱さを感じるから。

8はクックのカヴァーでこの曲が一番素晴らしいとされているらしい。

9はブルーズのカヴァーでB.Bキング作で彼にしては少し珍しいタイプの曲らしい?

10は地球的名曲であるが当時、ストーンズがパくったって言われたほどらしい?
中高の時聴いた時は、スカスカでヘボイなあ~って印象でしたが耳が幼稚すぎました
ヴォーカルの力強さ、バックのリズムの見事さに圧倒、驚愕!!

11はスタックスレコードの先輩、ウィリアム・ベルの楽曲であるがしんみりしっとりソウルバラード?に歌い上げている。

以上全く捨て曲の無い完璧なるポピュラー史上に燦然と輝く歴史的名盤だと個人的には思うわけだ♪