ロンドン・コーリング
映画、邦題「ロンドン・コーリング」は2007年の秋に劇場で観た記憶がある。
俺が劇場で観た映画で今の処、最後の映画だ。どんだけ映画観に行ってないねん、って劇場で高い金払って観たい映画が2000年代からないんだよ、マジで。
あっ、、、「シャイン・ア・ライト」があったかな?
この映画の原題はJoe Strummer: The Future Is Unwrittenと言いまして、奇跡のPUNKバンドのリーダーであるジョー・ストラマーにスポットを当てた映画である。
2002年に50歳で急逝したときはマジで驚いた。
元々、この映画では元奥さんが証言しているが心臓に持病があったらしい?
それで急死したそうだ。
ビートルズファンでなくても、ジョンとジョージが生きていれば再結成を望むのと同じに、俺なんかもクラッシュ再結成を望んでいたクチだがそれは永遠に敵わない夢となった。
ただ、一部の大物バンドみたくヴォーカリストをすげかえて再結成とかしない処がこのバンドの潔い処であるしジョーが居ないクラッシュなんてのはファンの誰も支持しない。
映画の方はクラッシュが何故?解散せざるを得なかったのか?
クラッシュとはどういう存在だったのか?という処に焦点があてられている。
外交官の息子で比較的、経済的に恵まれた環境に育ったジョー・ストラマーの生い立ちからくるPUNKに対しての負い目とか、U2のボーノが解散する必要はまったくなかった、俺にとって最大最重要なバンドだったとかの希少なインタビューが観れる。
監督はジュリアン・テンプルで何といいますか、紙芝居的に切り刻んだような映像で映画的手法ではない映画監督が撮るムーヴィーではないスピードとソリッドさを感じさせる。
俺が観に行った映画館では延々「White Riot」が流れていたけどこのバンドで俺が一番ガツーンと脳天をやられたのはこの曲だった。