HOWLIN'WOLF/HOWLIN' WOLF
ブルーズやR&Bや!という割に記事数は少ないのである、久々のレビューさ。
Shake For Me | 2:12 |
The Red Rooster | 2:22 |
You'll Be Mine | 2:23 |
Who's Been Talkin' | 2:18 |
Wang-Dang Doodle | 2:18 |
Little Baby | 2:43 |
Spoonful | 2:42 |
Going Down Slow | 3:18 |
Down In The Bottom | 2:05 |
Back Door Man | 2:45 |
Howlin' For My Baby | 2:28 |
Tell Me | 2:52 |
すべてのRockファンやポピュラーファンはこの偉人ミュージシャンがRockと言うジャンルに貢献しているのはご存じであろう。
大袈裟に言いますとこの1962年に発売された別名ロッキン・チェアは特に絶対に聴いておかなくてはいけないポピュラー史において重要アルバムである。
コレは俺の勝手な邪推と妄想が入るのだが1960年代前後の英国のHIPな若者が、米国では一部しか認識されていなかったブルーズ音楽を自国で紹介したりカバーして、センスのいい処を見せつけて逆輸入のような感じで本国米国で人気が出たりしたのは、ある意味俺みたいなリスナーからしたらいろんな意味で、ポピュラー音楽の重要な起点になったと考えるわけだ、この動きがなければ、StonesもZepも存在していないかもっと違ったバンドだったかもしれないと言いきる。
そう俺が思うのは特に英国のバンドやミュージシャンに大影響を与え、又尊敬もされ搾取され模倣されたミュージシャンでRockを考えるうえで最重要なミュージシャンであることはいささかも疑いようがない。
このアルバムは本来アナローグで所有すべき大傑作なのであるが、なかなか最近は出回っていないのよね(涙)、、、、むかし持ってたんだよ。。。。
俺が高校時代にバンド仲間でStonesマニアでブルーズ好きの奴にこのアルバムを聴かなきゃ何も始まらんよ的なことを言われたのは鮮明に覚えている。
こういう人たちは生誕日(1910年代)が20世紀初頭なので実際は1930年代から活動しているだろうから(遅咲き説もありますが活動はしてる筈)、俺の中での真の意味でのRock'nrollの誕生は1930年代かそれ以前だと想起しています。世間認知されたのが50年代というだけで実際はそうなんだろう。
このアルバムの楽曲も既に数十年練られた熟練さを感じます。
批判でも何でもなくそういう渋さや味というものは英国出身の1960年代以降に出てきた摸倣したバンドやミュージシャンには感じない、極私的ではあるが俺の中でイイ悪いは別にして常にそう考える。
パクリや模倣は悪いことではない、ただそこだけではなしに模倣され音楽面で尊敬されている偉人の音はもっともっと超絶に評価され聴かれてもいい筈ではある。
個人的には2曲目が色んなミュージシャンのカヴァー?、スタイルがあるが好物である。