気ままに気楽に

今日も息をしています

DAVID BOWIE    DIAMOND DOGS



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  1. Future Legend (1999 Digital Remaster)
  2. Diamond Dogs (1999 Digital Remaster)
  3. Sweet Thing (1999 Digital Remaster)
  4. Candidate (1999 Digital Remaster)
  5. Sweet Thing (Reprise) (1999 Digital Remaster)
  6. Rebel Rebel (1999 Digital Remaster)
  7. Rock 'N' Roll With Me (1999 Digital Remaster)
  8. We Are The Dead (1999 Digital Remaster)
  9. 1984 (1999 Digital Remaster)
  10. Big Brother (1999 Digital Remaster)
  11. Chant Of The Ever Circling Skeletal Family (1999 Digital Remaster)




デイヴ・ボウイーの1974年発売の7枚目。

よくレコード店で目を引くある種異形な気味悪いジャケで気にはなっていたがこれをしっかり聴いたのはずいぶん後に80年代半ばに初めて聴いた。

1984なんてのは映画「クリスチーネF」だかSF映画かなんか忘れたけど単体として楽曲としては聴いていましたが。

正直、最初聴いた当初は好きになれなかったアルバムですが、今改めて聴くと凄いと唸らざるを得ないアルバムである。

聴いた当初はやはりジギー・スターダストやアラディン・セインのイメージが強い人なんでちょっとこういう少しグラマラスな激しいサウンドから外れて彼氏流のソウルやFUNK寄りの音に違和感を感じたのかもしれない。

だがタイトル曲や1984は印象には残ってよく頭の中でリフレインされるというか、変な表現だが頭の中にこびりつく楽曲ではあった。

2001年宇宙の旅からスターマンとして今度は近未来小説のジョージ・オーウェルの「1984」なんかにインスパイアされた作品なのであろうが、彼の音楽生活においても転換期で盟友ミック・ロンスンとも袂を分かち、おそらくドラッグにもおぼれアルバムジャケの猟奇的な雰囲気はウィリアム・バロウズの影響も受けていて、私生活も荒れていたのであろうと思える。

そういう中でこのクオリティで全英1位に輝くアルバムを作り上げる処は流石で凡百のミュージシャンのスケールをはるかに超えた超人のようなミュージシャンだったのである。

実際の1984年はジョージ・オーウェルの創造した世界ではなかったが、今の監視社会を予見しているのは流石。その世界観を表現したボウイーもお見事。