24アワー・パーティー・ピープル
21世紀になって劇場で映画を観ることがほぼなくなった。
色々、理由があるのだがまず大画面スクリーンの劇場がなくなったこと。
観たい映画(特に洋画)がなくなったこと。
2時間強椅子に座って観戦するのは野球(阪神タイガース)やLIVEに限るようになり、堪え性がなくなりしんどくなったこと。
映画業界全体ネタ切れに感じていること(音楽はもっとひどい)。
アニメを観れなくなった(おっさんになった証左)、例外はアリ。
俺のセーガク時代の映画(メチャ詳しい)音楽(メチャ詳しい)好きの友人が20数年前30年前くらいかな?言っていた言葉が未だに印象深い。
21世紀になっても俺なんかそうだけど性春時代に引っかかった音はずううううーと引っかかったままで無意識に反応する。それがこの映画だったんだ。
PUNKやメタル、ハードロック等々なんてのは俺は1990年代には誰も聴かなくなるし俺自身も聴かなくなるし、当然完全消滅するもんだと思っていたけど(30代)、未だにたまにむやみやたら聴いているのはなんでだろう?普遍的なモノがあるのか謎ではある。
この映画は2002年の英国映画で日本公開は翌年。
気にはなったけど劇場では観れなかった。
ロンドンのPUNKムーヴメントがマンチェスターに飛び火してジョイ・ディヴィジョン、ニュー・オーダーやバズコックス、売れる前のシンプリーレッド、ザ・スミスなんかが登場する音楽映画で、PUNKやポストPUNKに侵された輩は観ていて退屈はしない。また世代でなくてもそういう音が好きな連中は嵌る映画である。
1978年になんか山師っぽい男がそういう優秀なバンドを抱えファクトリーというインディ・レコード会社を立ち上げ1992年に破産するまでを描いているその代表取締役の回顧録を元にしたほぼ実話。少し誇張があるのだろうが。
あとマンチェスタームーヴメント(80年代後半1990年代初頭)というのがあってそれも結構好きモノから圧倒支持があったらしい、俺は知らないけれど。
とにかく俺なんかそう新しい洋画って観たいモノってないのだがこういうある種ムーヴメントになった事実を元に作り上げた映画は未だに面白いというのには変わりがない。英国Rock好き必見。