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救命艇



サスペンスやホラーの定番として限定された空間に居る人間の中で誰が生き残るか?誰が真犯人か?というのは一つの大命題でありそれを端的に表した名作がいくつかありますがコレもその一つ。

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怖い映画第4弾は救命艇、原題Lifeboatで1944年公開、日本未公開のヒチコックによる監督作。

文豪スタインベックの原作を見事な心理サスペンス劇にした傑作。

この映画は1990年代に舞台を宇宙に変えたリメイク作(日本未公開)があって結構面白かった記憶があったので俺も後追いで観た記憶があります。

あなたの個人的に乗りたくない乗り物はなんですか?という問いに俺の場合は真っ先に飛行機、船、電車をあげる。飛行機の場合もう空の上でトラブったら即死でしょう、船の場合も難波したらまず助からない、海のど真ん中では北島康介くらいの泳力があっても助からんがな、電車は10数年前にJR福知山線で大脱線事故が起きたでしょう、あの事故以降絶対に先頭車両、後方車両には乗らなくなった。まず脱線したら即死だからだ。だから俺の中では一番安全な乗り物はクルマになる。しかも自分が運転しているクルマね、死んでも自己責任でしょう、貰い事故とかあるけど基本は人に命を委ねたくないんだな。
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さてこの映画ですがタイタニックみたいな英国に向かう豪華客船が、第二次大戦中ドイツのダスボート(Uボート、潜水艦)の迎撃に遭い沈没するが、同時にUボートも沈没して沈没した客船にあった救命ボートにいわゆるドイツ軍の兵隊も乘りこんだりする。そこから男女、階級、差別、敵軍?などなど色んな思惑がからんで最期はどうなるのか?というサスペンス劇である。

災害や災難にあった時のギリギリの状況で人間はどういう風な心理状態になりどう動くか?という命題に関していえば「ポセイドンアドベンチャー」が俺の中では個人的に物凄い名作なんですがコレはあの映画のような救いはない。そこが怖い処でもあるのだ。