気ままに気楽に

今日も息をしています

アントニオ猪木


今、世間一般のアントニオ猪木のイメージはどんな感じなんだろう。。。

訳わからん、まやかしの言葉を使って変なダーと雄たけびを上げるおじさん。。。

参議院議員になって湾岸戦争の際に日本人の人質を連れ帰ってきたヒーロー。。。

その議員時代に拳銃密輸しようとして危うくお縄になりかけた人。。。

加藤茶があごが大きくなって巨大化した人間。。。。

アリと試合して『アリ!ブンマイエ』の曲を頂き自分のテーマ曲にしたセコイ男。。。

異種格闘技最強のプロレスラー。。。。

私は最高のプロレスラーの一人とみている。

この人は日本プロレス時代はジャイアント馬場の次の2番手か3番手であったりして多分その当時、ガチンコで対決しても馬場には勝てなかったと思う。

猪木は日本プロレスを離れ新日本プロレスを創立するが、観客動員やTV放映権等で大いに苦戦する。

片や全日本プロレスジャイアント馬場の方は日本TVの中継が付き、日プロ時代からの強豪外国人も来日し、人気面で大きく水をあけられる。

そこで猪木は従来のプロレスだけでは全日本プロレスに対抗できないので、異種格闘技路線に打って出る。

これは一応、約束ごとのあるプロレスの試合ではあるが、空手家、柔道家、ボクサーと闘い真剣勝負っぽく見せる事で大成功する。

ただアリ戦とアクラム・ペールワン戦は真剣勝負のようだが。。。。

この動画はミュンヘン五輪柔道チャンプ、ウィリアム・ルスカとの試合で数ある猪木の試合でもベスト・ファイトだと個人的には思う。

ただこれはルスカの奥さんが難病で悩まされており、高額なファイトマネーを用意してた試合でプロレスである。世界一の柔道マンがバックドロップなんぞ喰らう筈がないのである。。。

猪木はプロレスこそキング・オブ・スポーツと標榜し、世間とも闘った。

猪木がいなければ、前田、高田、佐山、船木、小川等のガチンコも強いレスラーも出現しなかっただろうし、やはり最近、変なおじさんブリを発揮していても日本マット史上の重要人物には変わりないのである。