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鉄人 アイアン マイク・タイソン


マイク・タイソンは10代にプロデビューし、大方40歳近くまで現役で戦ったボクサーでプロボクシングのキャリアとしては、このファイトスタイルにしては意外と長く20年以上ファイトしている。


ただボクサーとしての全盛期はプロデビューから、このラリー・ホームズとの試合(彼のベストファイトのひとつ)までの19歳から23歳くらいまででであろう。

東京ドームでジェームス・ダグラスに運のないKO負けをしてからのタイソンは負ける試合では好勝負を演じるが、勝ち試合はさして面白くない。

マッチメイクの関係もあって勝てる相手としか試合をしていないからだ。

このラリー・ホームズは過小評価されているが1980年代のヘビー級を席巻した男で連続19回防衛は褐色の爆撃機ジョー・ルイスの25度に次いで2位、マイケル・スピンクスに判定で敗れるまでデビュー以来49連勝と無敵を誇ったチャンプで強さだけならアリ以上だったかもしれない。

この時にすでに38歳かな?でも当時タイソンに敵う挑戦者が見当たらないので、結構苦戦するかと思ったが難なく4RKOに沈める。

タイソン側からするとホームズを倒すことによって間接的にボクシング史上最大の英雄アリをもスタイルで凌駕し、地上最強を証明したかったろうし1988年のこの時点ではタイソンは地上最強の男だ。

だが好事魔多しとよくいったもので、性悪女につかまり政略結婚の果てに、離婚して高額な慰謝料を払ったり、ドン・キングに騙されたりして私生活がすさんでいく中で婦女暴行で逮捕され大事なボクシングが強くなる20代後半を刑務所で無駄な時間を費やし、出所してからの彼のファイトは全盛期のキレとボディワークは失われた。

よく歴代チャンプの最強にあげる人も多いが私は1980年代後半の1時期世界最強であり、世界中にヘビー級プロボクシングのインパクトを残した名ボクサーの一人とみている。