石の拳 ロベルト・デュラン
この試合当時、クエバスはハーンズに2RTKO負けしたとはいえ、まだまだ世界の強豪であった。
デュランの体の膨らみ方を見てると、スーパーウェルター級の試合だったのかな。
当時、好カードといわれたが映像情報はなく専門誌の文字情報であっさりデュランがKO勝ちしたのを知って正直、驚いた記憶がある。
もっと苦戦するかデュランが負けるかも知れないとおもっていたからだ。
ピピノ・クエバスは本当に驚異的な破壊者で一発のパンチの威力が凄く、日本にも来日してウェルター級世界戦を確か、日本のホープ辻本選手?だったと思うけど、フルマークに近い差でポイントリードされてたのに8Rだったか?一発のボディー・ブローだったかテンプルへのフックで逆転KOした試合をTVで観てとんでもない怪物だなあ~、世界は広いなあ~と印象に残ったハードパンチャーである。
一方、デュランの方もライト級時代は、無敵の強さを誇りガッツ石松やテクニシャン高山選手を子供扱いにしてKO勝ちしてて、高山選手との試合は衛星中継で放映されてましたが、全く歯が立たない感じでやられてました。
その後2階級上げて、レナードに挑戦し判定勝ちし6月6日のその日は確か、彼の故郷パナマの祝日になっているはずだ。
私はデュランが大好きで中学の技術の時間で銅版画を作るとき彼の動きをそのまま、作った記憶がある。
芸術の才能はカラキシですが、その作品は仲間や先生にも褒められた記憶があります。
芸術の才能はカラキシですが、その作品は仲間や先生にも褒められた記憶があります。
個人的には中量級の歴代最強のボクサーだと思ってるロベルト・デュラン、権威あるリング誌のナット・フライシャー氏(同誌の名物編集長、故人)も、パウンド・フォー・パウンド最強と書いてました。
1960年代後半から1990年代までおおよそ25年以上現役をやり続け、4階級制覇を成し遂げた偉大なるこのボクサーと同時代に自分も青春を送っていたことはチョッピリ嬉しかったです。