気ままに気楽に

今日も息をしています

バトル・サイボーグ D・フライ VS コマンドサンボ ヴォルク・ハン


初期の前田日明が創設した格闘技団体リングスは、日本人選手が前田一人で、後はオランダのクリス・ドールマンとデイック・フライの3人しか選手がいないなかで旗揚げしたはずだ。

後にリングス・ジャパンとして長井や山本、成瀬が出てくるがまだ実力的にメインをはれるモノではなかった。

正直、総帥前田日明は、リングス時代はそれまでのUWF時代の激闘がたたって継続参戦が出来ず常にヒザの故障に悩まされていて欠場がちでした。

そういった中、正道会館と業務提携をして人気選手、佐竹雅昭や角田信明をレンタルしてもらったりして急場しのぎをするのであるが、やはり初期リングスでの最大の功労者はデイック・フライとヴォルク・ハンだろう。

初期リングスのルールはまあ第2次UWFルールに毛が生えた感じでロープ・エスケープがあったり、マウント・ポジションやグラウンドでの打撃を一切禁止した、まあ緩やかな格闘プロレスといった感じであった。

しかし、このディック・フライとヴォルク・ハンの試合は常にヒート・アップするというか観客や視聴者を惹き付けるものがありました。

まず、ディツク・フライですが元欧州のキック・ボクシングチャンプで、普段の仕事はBARのバウンサー(用心棒)の仕事をしておりよくみると、体のところどころに刺し傷後があるマジモンで怖い格闘家だ。

もう少し早くK-1が出来ていればチャンピオンになっていたかもしれない。
佐竹との対戦が嘱望されたがどうも正道会館側が避けたようである。

一方、ヴォルク・ハンは風貌はフランケンシュタインの様に怖く、ロシアの軍隊のマーシャル・アーツ(つまり徒手殺人術)であるコマンド・サンボの先生であり、戦場での殺人術を教えてるプロである。

この両者との前田との試合も物凄いヒートして面白いのですが、この二人の直接対決も非常に面白かったですね。

個人的には両者とも15年早く格闘技界に出てきた逸材で、もし今の総合格闘技界に彼らが出現していたら席巻していただろうと個人的には思いますね ♪

当時、WOWOWは視聴出来なかったので、後に発売されるビデオや格闘技通信の記事を観たり読んだりして興奮した時代が懐かしいですね。