プロボクシングヘビー級最大の逆転劇 J・テートVS M・ウィーバー
プロボクシング・ヘビー級の最大のスター、モハメド・アリが実質引退状態になってからの1979年~
1985年のM・タイソン登場までの7年間程のヘビー級は地盤沈下を起こしていた。
だがそんな中でも歴史に残る凄いヘビー級のタイトルマッチはあるのである。
これは1980年に当時、無敗でチャンプになり身長が実寸で195センチはあろうかの大男ビッグ・ジ
この当時プロボクシングは主要団体はWBAとWBCの2団体で1R3分の15R制でした。
対抗団体のWBCのヘビー級チャンプはラリー・ホームズで当時、無敵を誇っていました。
この試合はTV東京系の衛星録画放送で観た記憶があります。
先に対抗チャンプのホームズがレロイ・ジョーンズという2メートル近い巨漢だが体重120キロ以上の
動きの鈍いビア樽のようなお腹をした対戦者を滅多打ちにしてTKO勝ちした試合の後に放映されまし
た。
このジョン・テートは動きやストレートの破壊力やパワーからしてアリを凌ぐ逸材と云われ、対抗チャン
プのホームズにも勝てるんじゃないかと云われたくらいの実力者でした。
一方、対戦相手のマイク・ウィーバーは善戦したとはいえこの試合の1年前程にホームズにKO負けを喰
らったまあ左フックだけ気をつければさしてスピードのない小さいヘビー級である。
当初の予想通り最終15ラウンドの2分過ぎまでポイント・リードしていましたが一発の左フックを顔面
にモロに叩きこまれ失神KO負けしてしまいます。
恐らくこの試合が100年を超えるプロボクシング・ヘビー級の最終ギリギリでの逆転KO勝ちだと記憶
しております。この後ジョン・テートは泣かず飛ばずな戦績に終わり早逝去しています。
一方、ウィーヴァーの方は左フックだけの破壊力ならタイソンにもヒケを取らない実力者として、マイ
私がプロボクシング、とりわけヘビー級は特別で神の領域にあると思えるのはこんな試合が稀に起きるか
らなんですよね ♪