気ままに気楽に

今日も息をしています

魔娑斗という男


今年の大みそか引退試合をして格闘技から引退する魔娑斗選手。

余力を残しての引退とのことですが、まあでも結構痛んでる箇所もあるんじゃないでしょうか。

この人を初めて見たのはTV東京系の格闘コロシアムという番組で1999年くらいだったと記憶します。

確か総合司会が浅草キッドで格闘技を中心にプロレスなんかも紹介する格闘バラエティ番組だったと記憶しています。

まだK-1はヘビー級しかない時代で彼は全日本キック所属のキックボクサーでした。

そこで彼がデビュー数戦目かの小比類巻選手のひざ蹴りを喰らってKO負けするシーンを見ました。

正直、その当時はルックスだけの選手かなあーと思ったのですが、それから数年後K-1にも中量級の興行が打てる様になりスターになっていきます。

ボクシング程じゃないにしても中量級でキック・ボクサーは世界中で競技人口が多く、その中での一つの最高峰の舞台であるK-1において2回トーナメントを制して世界一になるのは大変なことである。

この選手の強みはキック・ボクサーでありながらボクシングが出来るところにあります。

大体、総合格闘技の選手でもキックの選手でもストレート・パンチやフックは打てるのですがアッパー・カットを打てる選手は少ないです。

それはこの選手が10代の頃、小林雅人君の時代の時にプロボクシングで6回戦までになり、ボクシングの基本が出来ていて、所属ジムの会長からも将来を嘱望されたいたことに起因すると思います。

前述した小比類巻選手とはK-1の舞台で対戦しますが、もうその頃には二人の立場は逆転してて明白な判定勝ちを収めます。

そしてこの選手の最大の貢献は格闘技界に女性を呼び込んだことでしょう。

今や格闘技の会場で女性を見かけるのは珍しくない光景ですが一昔前は長田渚さんの様なマニアしか、会場まで足を運ばなかったのがごく一般レベルの女性の姿も見かけるようになりましたね。

格闘技や音楽などの興行にはある程度、華というかルックスも必要だと私は個人的に思います。
それか強烈な強さとか個性ですね。

そういった意味では彼は完璧なのかもしれません。もちろん強くなるための練習も普通の選手以上にやるので実力も世界トップレベルです。

引退試合も負けるリスクの高い、強豪アンディ・サワーと対戦します。

この選手もボクシングの出来る、シュートボクシング無敵のK-1でも何度か優勝してる選手で過去の対戦でも負けています。

余程、対策を立てて挑まない限り負けると思います。

TBSの格闘技放送には辟易しますが、この魔娑斗選手の姿勢は素晴らしいものがあると個人的には思いますね ♪