気ままに気楽に

今日も息をしています

BOB DYLAN     DESIRE

http://www.youtube.com/embed/tm6ypcrGKDw&hl=ja_JP&fs=1
Bob Dylan - Hurricane (World Of John Hammond, 1975)




1. ハリケーン
2. イシス
3. モザンビーク
4. コーヒーもう一杯
5. オー,シスター
6. ジョーイー
7. ドゥランゴのロマンス
8. ブラック・ダイアモンド湾
9. サラ

1976年に発表されたボブ・ディランの歴史的名盤です。以上おわり!!

といきたいのですがこのCDデジパック・リマスターの分があったはずなのにどっか行っちゃったのよね~。。。。でも近くのハードオフにプラケースの通常盤が売ってたのですぐ買いました。

このアルバムの1の曲は強烈である。

ルビン・ハリケーン・カーターという世界ミドル級チャンプになれたであろうボクシングの強豪黒人選手

が白人3人が惨殺された現場の近くにいたというだけで特に物的証拠も無く逮捕、牢獄にぶちこみ彼のボ

クサー人生を絶たれたばかりか、人生も台無しにされたという実際に1960年代にあった話の曲であ

る。

日本でも袴田さんという優秀なボクサーが冤罪っぽい罪で未だ刑に処されたままって事があるが、コレはひどい話である。

ただ専門誌の見解ではカーター選手がさて逮捕されていなければチャンプになれたかどうかは正直、疑問

符がつくなんて論調の文章を読んだことがあるがそんなことはどうでもよくてコレは人間の尊厳の問題で

あり未だ人種差別などをかかえた人工国家USAの抱える問題でもあるわけだ。

個人的には1960年代の彼氏の『風に吹かれて』に匹敵するパーソナルにおけるプロテスト・ソングだと思います。

他にも4、5、9と聴きごたえのある名曲揃いのアルバムで全米で5週連続ナンバーワンを獲得した本作はB・ディランというミュージシャンの底力を我々に見せつけてくれる。

私は区別というのは絶対にあってはいけないと思うが、人間社会において差別というのはあっても仕方ないと思います。

理想は差別も偏見もない平和な社会が一番なんでしょうが、人間が有史以降21世紀をむかえても尚争い事が絶えず、未だに差別や偏見が根強く残ってる部分があります。

40数年前、30数年前に差別大国USAにて歌を通して闘ったB・ディラン、N・ヤング、スポーツの

世界ではM・アリ、俳優ではM・ブランド等は物凄い逆風の中を突き進んでいった私にとって信用出

来る英雄であり、素晴らしい歌手、選手、俳優なんですよね ♪