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今日も息をしています

サイコ


最近の世の中にはフィクションを軽く超える痛ましい犯罪や殺人事件が日本でも海外でも頻繁に起きています。

私なんか平平凡凡とした人生を送ってますから当然そんな殺人事件の現場であるとか、周りでそんな事件に巻き込まれた人物は幸いにもおりません。

この1960年に発表された『サイコ』という映画は監督ヒッチコックがそれこそ殺人犯とか被害者で危うく一命をとりとめた人に詳細にリサーチしたんじゃないか?って思えるくらい殺人シーンがリアルに出来てると思います。

昔、S・スピルバーグが『激突』や『ジョーズ』で世に名を知らしめた時に恐怖の演出が素晴らしいということでヒッチコキアンなるニックネームをつけられた時期(他にB・デ・パーマ等)がありましたけど、そういう恐怖やサイコキネシス、訳のわからん得体のしれん怖さを具現化した原点のような映画が本作だと思います。

コレはワタシTVの洋画劇場か何かで初めて観たんですけどソレでもインパクト強烈にありまして怖くて夜が寝れなかった記憶がありますわ。

この映画に登場するノーマンベイツ役のアンソニー・パーキンスの不気味さっていったらホントたまらんですね。

男って生き物はほとんどの人が多少なりともマザコン気質をもっていたりして又、男の犯罪者の中にもそういう傾向の強い人間が多いんですがこの主人公は強烈すぎますわ。

普通の男は自分が母親と同化するって発想はしないもんな~。。。。。

もうその時点で頭が脳天ファイアー状態というんでしょうか??

たまにコスプレで女装してるおっさんとかを街中で観たりしますけど、その数十倍怖いです(笑)

ほぼ完璧に作られる映画ってそうそうないのですがこの映画はその中の一本の様な気が私はするんです。

そしてこのアンソニー・パーキンスって役者も亡くなるまでずっとこの映画のイメージがつきまとってしまったある種呪われた役者かも知れないって処も恐怖をイヤ増しにしてる様な気がするんですなあ~・・・・