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ヒクソン・グレイシー

ヒクソン・グレイシーが日本初上陸した頃というのはまだ総合格闘技の技術体系も2010年の今とは違って未熟な部分が多く、色んなジャンルの格闘技の強者が集結して異種格闘技戦をしてるといった感じより自分の専門の競技で結果を出せなかった連中の試合が多かったように思います。
 
ただ1993年の第1回UFC大会でほぼノールールの試合で優勝したホイス・グレーシーが私の兄は私よりも10倍以上強いなんてインタビューを先月廃刊した格闘技通信なんて格闘技雑誌が載せたもんだから幻想は日本の格闘技ファンの中で広がりました。
 
私は正直、ホイスもヒクソンも強いとは思いません。
 
ただノールールの試合の戦い方を知ってる試合巧者だとは思います。
 
実際、今のMMAの試合にこの当時草試合を含めて下駄を履かせた怪しい400戦無敗のヒクソンもUFCのミドル級のトップ・ファイターのアンデウソン・シウバともしこの1994年当時の力量で試合してもKO負けしてるでしょう。
 
この人は確かに自力が強くてタックルを切る、もしくは自分がタックルしてテイクダウンを取るのは非常に上手ですけど構えがアゴが上がってガードががら空きの状態である。
 
日本のプロレスラーなんてパンチ力の無い人間がほとんどだから術中にはまってスリーパーか腕ひじきでやられるんだろうけれど、じゃあ1発破壊力のパンチ力があるヒョードルやミルコ、クイントン・ジャクソン、前述したシウバ、日本のファイターでは少し前の藤田和之とかと対戦したらKO負けする可能性が高いです。
 
このスタイルは一発のパンチ力を持った相手には通用しないスタイルだと個人的には思います。
 
全盛期のM・タイソンに挑戦状を出し続けていたらしいのですが秒殺されていたでしょうな(笑)
 
ただ相当の実力者であることは認めます。
 
しかし当時、日本に招聘した佐山聡や他の格闘技関係者が喧伝するほど強い格闘家でないことも事実ですがこの動画の様な自分よりかなり体格差のある人間に対してもこういう戦いが出来るという事は体幹がしっかりしててソコソコ勇気のあった格闘家であった事は事実ですね。