気ままに気楽に

今日も息をしています

The Rolling Stones   LOVE YOU LIVE



 

 
 

 
 






 
 
 

ディスク:1
1. イントロ:庶民のファンファーレ
2. ホンキー・トンク・ウィメン  
3. イフ・ユー・キャント・ロック・ミー~ひとりぼっちの世界
4. ハッピー
5. ホット・スタッフ
6. スター・スター
7. ダイスをころがせ
8. フィンガー・プリント・ファイル
9. ユー・ガッタ・ムーヴ
 
ディスク:2
 
1. マニッシュ・ボーイ
2. クラッキン・アップ
3. リトル・レッド・ルースター  
4. アラウンド・アンド・アラウンド  
5. イッツ・オンリー・ロックン・ロール
6. ブラウン・シュガー  
7. ジャンピン・ジャック・フラッシュ  
8. 悪魔を憐れむ歌
 
秀樹!!カンゲキ!!ではなくって発売当時『感激!!偉大なるライヴ』と帯に表記されていたR・ストーンズの1977年に発売された歴史的名ライヴ2枚組です。
 
このアルバムはいわゆるレコード時代のC面にあたるエル・モガンボ・サイドが評判が高くて特に個人的には『クラッキン・アップ』が好きでよく友人とチュチュクルチュルチュチュ!!チュチュクルチュチュチュ!って歌い合ったりしたもんである。
 
まさにどの楽曲も素晴らしく、情熱と書いてパッションと読むのだ!ってなくらい観客もストーンズも熱いライヴなんである。
 
B・プレストンなんてこのアルバム聴くまでそんなに印象的なミュージシャンじゃなかったけれどこのアドリヴ全開のグルーヴイーな鍵盤は驚愕である。
 
オープニングの荘厳な『庶民のファンファーレ』から熱狂の渦の始まりがあっておもむろにホンキー・トンクの重いギターリフが鳴り響いて沸点状態、爆発である。
 
そしてラストのB・シュガー、J・J・フラッシュ、悪魔を憐れむ歌でフィニィッシュする流れは見事というか鳥肌が未だに聴いても立ちますね!!
 
世間一般にはビートルズは分かりやすくてストーンズはわかりづらい、マニアックなんて声なんかもあったりした時代ですが、このLIVE盤に関しては分かりにくくてもこの熱狂とか情熱は伝わるんじゃないかと個人的にはおもいます。
 
ただ伝説のバンドといわれたストーンズも日本に数回来日し、認知度の上ではかなり楽曲は知らなくても名前だけは知られる存在になった現在ではアンチ・ストーンズ派の音楽好きもビートルズ程じゃないにしても増えたのは事実である。それはよりポピュラーになった証拠であるともいえる。
 
私自身、特別ビートルズ好き、ストーンズ好きってわけじゃないんですがやっぱり世代的な問題もあって現役時代に巡り合えたか逢えないかはある種大きい部分はあります。
しかしあまりに周りが凄いっていう声が多いとなるとヘソ曲がりなんでビートルズストーンズではなくキンクスやフーってなっちゃうのである。
ソレは当時、熱心に聴いていたパンク・ニューウェイヴの影響もあるんでしょうけどね。
 
このアンディ・ウォーホール作のアルバム・ジャケのM・ジャガーは誰の指を噛んでいるんだろう??
世界中のあらゆる女性の指を噛みまくってるんでしょうな彼氏は(笑)
 
当時、彼らは30代前半くらいかな?オジン・ロッカーとかオヤジ・ロッカーとか揶揄されていた筈だ。
30歳以上を信じるなって歌ったザ・フーの名曲がありますが、そういう曲を作っていた同世代の連中が30代でまさにストーンズなんてパンクの攻撃対象だったわけですがそんなモノ等吹き飛ばす威力と迫力と威厳がこのLIVEには感じられるのです。
 
まさにロック史上最強のLIVEの一つがこの2枚組にはたっぷりつまってるのであります