ペドロ・マルティネス
ただ個人的にはその当時未だ衛星放送を観る環境でなかったので動く野茂投手の映像とか他のメジャーリーガーの姿っていうのは日米親善野球という余興でしか観れなくって実際のスーパースター達の真の姿ってのがあまり分からなかった処があります。
1999年になってようやく我が家も共同アンテナ受信ではTVが観れない状態になり地元のケーブルTVが無料で開通するようになります。
同時に有料のチューナーを取りつければNHKの衛星放送やWOWOW、CS放送が観れる環境になったので即、契約を申し込んだのです。
その時期に丁度WOWOWでは24時間TV並に第3回ウッドストック・フェスティバルを放送してたりしてて何か最近のミュージシャンはTATOO野郎が増えたなあ~って思ったり、S・クロウのパフォーマンスが余裕満点で格好良いなあ~なんて3台のビデオデッキを駆使して録画しまくってり、ボクシングではO・デラ・ホーヤVSフェリックス・トリニダードなんて1980年代のT・ハーンズVS、S・レイ・レナードを彷彿とさせるウエルター級の全勝対決があったなあ~なんて懐かしく思い出します。
体のサイズなんて日本人の平均体格と大差ない175センチ、70キロの体からムチがしなるようなスリークォータースローで当時のナショナル・リーグの強打者M・マグワイア等からバッタバッタ三振を奪っていた映像を観た時は驚愕でした。
ランディー・ジョンソンとかカート・シリング、ロジャー・クレメンスの様な190センチを超える大男でパワーピッチ出来る投手は当たり前に凄いって思うのですがこの投手は体格がメジャーの選手にしては小柄な部類でただ全身がバネで出来てる感じがしました。
野球のオールドファンの中で一番凄い球を投げていたのが東映フライヤーズの尾崎投手だったって声が結構多いんですけど多分この投手の様なキレのある速球を投げていたのかなあ~って妄想したりします。
この投手をみてから動く速球ってのを認識したように記憶します。
それまでの日本での速球の概念はまっすぐっていうくらいで変化などしない直球を指していたと思います。
今はさすがに衰えてボールのスピード、キレも全盛期から比べると衰えて2009年のW・シリーズには松井秀喜に粉砕されていましたけど、11年前はホントとんでもなく凄い投手でしたね ♪