市民ケーン
映画『市民ケーン』は1941年に公開された当時若干25歳にして天才映画人と呼ばれたO・ウェルズ主演、監督の傑作である。
いわゆる映画の基本となるパン・フォーカスの採用とこの時代にしてスキャンダラスな側面を映画の脚本のキーポイントに置く画期的な映画です。
この市民というのは市井のという意味では無く古代ギリシャ時代の選ばれた民という意味であると個人的には思います。
つまり市民は自由ではあってお金儲けをしようが小ずるく詐欺まがいの行為をしようが一向に構わないんだが、一旦政治の途を目指す、つまり権力者になろうとすればつまり色恋沙汰レベルのスキャンダルでも致命傷になったりするわけである。
この映画を観てから数年後、今のゴミ売り新聞の会長の顔が浮かんだ。
ヤツは青年の頃、共産主義者だったそうで挫折し今ではUSAの使いぱしりの様な事をして会長としてのさばってるのである。
はっきりいってケーンの方が遥かに人間味があって格好良いけどね。
ところで薔薇のつぼみってキーワードって結局何なのだろう??いまだによくわかりません。
AFIアメリカ映画ベスト100のナンバー1に選出された映画史上に残る傑作です!!