気ままに気楽に

今日も息をしています

KING CRIMSON   IN THE COURT OF THE CRIMSON KING

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1. 21世紀のスキッツォイド・マン(インクルーディング:ミラーズ)
2. 風に語りて
3. エピタフ(墓碑銘):(a)理由なき行進~(b)明日又明日
4. ムーンチャイルド:(a)ドリーム~(b)幻想
5. クリムゾン・キングの宮殿:(a)帰って来た魔女~(b)あやつり人形の踊り
 
 
1969年に発表されたポピュラーの歴史的名盤です。
 
コレを中学の時に音楽博士の友人の処で聴かされた時には腰を抜かしそうになりました。
 
今まで自分が洋楽というかロックに抱いていたイメージの音と根本的に違うなあ~って体感したからかもしれません。
 
1969年っていう年ってのはその年に発表されたアルバムだけでロック名盤100選なんて特集がロッキン・オンで組めるくらいポピュラー音楽の激動期だったと思います。
 
私が店にいたときに丁度、プラケースなんですが24ビット・デジタルリマスターシリーズを初期の数枚が発売されて入荷したら即売れました。
 
それだけ好きな人からしたら思い入れが強いバンドだろうし、より高音質で聴きたいという欲求が中年ロック好きにあったのでしょう。
 
初期衝動の凄さにおいては個人的にはポピュラーの最高峰にあるアルバムだと思います。
 
1969年といえばチャート・アクションでいえば新しいものが続々登場するとはいっても怪物ビートルズがアルバム発表すれば長らく1位安泰って頃だった筈でしかしながらあの超名盤『アビーロード』を蹴落としてこのアルバムは1位奪取しています。
 
プログレシッブって言葉自体、日本程海外では普及していないみたいですけど私なんかはそれまでにあったロック的なモノや音の概念を超越した新しい概念だと捉えています。
 
1970年代後半のパンクの旗手、セックス・ピストルズジョニー・ロットンがさんざP・フロイド等の大仰なステージング等をけなしていましたけど裏返せばリスナーであったわけでどこかアイディアを頂戴していたんじゃないか?と裏読みしたりしてしまいます。
 
1の曲の邦題が21世紀になってから変更になっていますけど、なんでそんな言葉狩りみたいな事するのかいな?
21世紀の精神異常者で別にいいじゃん。
元々普通って何よ?って普段から私なんか思ってるし人間は臨界点はあるのかも知んないけど精神異常な部分は持ち合わせてる訳でその臨界点が沸騰しない為にこういう音を聴いたり、映画や本などの娯楽で気を紛らわせたり、実際に芸術活動や創作にて自分の狂気を表現したりしてバランスを保ってると思いますから。
 
ことさらその言葉だけをとらまえて封印しちゃうってのは精神衛生上あまり良くないとこのアルバムなんかを聴くたんびに感じます。
 
あまり詳しくはないんですけどプログレッシヴって言われた一連の音ってのはロック史上におけるブリティシュ・インベイション以来の2回目の革命期だとは思いますね ♪