気ままに気楽に

今日も息をしています

トレインスポッティング

この映画は1996年に公開された英国の青春映画です。
 
公開前から前評判が高くて、90年代の時計仕掛けのオレンジとかさらば青春の光とか喧伝されていたように思う。
 
鬼才、ダニー・ボイルを一挙に世界的映画監督にしたてた記念碑的映画でもある。
 
この1年後この映画はビデオ化されてレンタルビデオにもなるんですが当時、Y組御用達のビデオ店で店長してた時この映画のサントラをガンガンかけて踊りながら接客してたのが懐かしいです。
 
当時その店に学生女子バイトで顔のアチコチにピアスをしたパンク好きの子がこの映画の宣伝用タペストリーが欲しいから宣伝期間が過ぎたら持って帰りたいと懇願されたのでホントは私物にするつもりが譲った記憶があります。
 
この映画に登場する若者は俺達が10代、20代で馬鹿をやっていた以上に大馬鹿野郎の集まりである。
 
ただ何故か自分らの若い頃を観てる様で微笑ましかったです。
 
ジャンキーで気ままで気楽な生活をしてる若い奴らの生態を描いてるのですが、恐らく?スピードを注射した後にユアン・マクレガーが便器の中に頭から突っ込んでいってそのまま海の中に繋がっていくっていう幻覚のシーンなんかよく描写が出来ていて製作陣やマクレガー自身、麻薬経験者の様な感じがして面白かった。
 
後、ユアンの彼女?だったかにイギー・ポップは最高なんだよって説明してるのにそうね~ジギー・ポップ最高よねって分かっていない返しをするシーンとかバンドやってた人やパンク、ニューウェイヴ好きの人間からしたらこんな分かってない女おったなあ~って郷愁感が漂うシーン満載です。
 
当時の新進気鋭の英国のバンドやミュージシャンがずらりBGMやサントラで流れますが1990年代のロックンロールキッズにイギー・ポップの再評価ってのを促した傑作だと個人的には思いますね ♪