気ままに気楽に

今日も息をしています

THE WHO   WHO ARE YOU

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1. ニュー・ソング
2. ハド・イナフ
3. 905
4. シスター・ディスコ
5. ミュージック・マスト・チェンジ
6. トリック・オブ・ザ・ナイト
7. ギター・アンド・ペン
8. ラヴ・イズ・カミング・ダウン
9. フー・アー・ユー
 
1978年に発売されたキース・ムーン在籍最後のアルバムです。
 
極私的に1970年代のロックアルバムの名盤だと思ってます。
 
キース・ムーンという人は変人だったんだろうなあ~って思うと同時に不世出のドラマーの様な気がします。
 
1960年代中期からツーバスでドカドカ叩いていたタイコなんてあんまり居なかったと思います。
 
それでいて素人のバンドなんかと比較したらTHE WHOに物凄い失礼なんですけどハードロック系とかにツーバスで叩いてるアマチュアバンドなんかも同世代でいましたけどリズムキープが怪しいのが多かったもんな。
 
これだけ手数が多くてリズムキープがしっかりしてるのは凄いと思いますわ。
 
つまりキース・ムーンの様に叩けるタイコなんてそうそう居ない訳である。
 
ドラムって楽器で個人的に誰が叩いてるのか特徴があって一発で分かるのが、ジョン・ボーナムコージー・パウエルイアン・ペイスキース・ムーンだと思ってます。
とりあえず私がパッと思い付くポピュラーのドラマーですけどね。
 
でこのアルバムなんですけどどの曲がどう凄いってのはあまりなくて強いて挙げれば表題曲くらいかな、印象に残る曲ってのは。
 
そんなにロジャー・ダルトリーのVoも激しいわけでもないし、ジョン・エントウィッスルのベースプレイもおとなしめ、ピート・タンゼントのギターもガンガン、ローコードで迫ってくる感じはありませんが全体に今だから余計に感じるのかもしれませんがドラムが元気で前にリズムが押し出された楽曲が多いです。
 
このアルバム製作後、キース・ムーンは逝去して第一期THE WHOは終焉を迎えるわけですが何とも残念というのかあんまりたらればってのをどんなジャンルでも口走ってはいけないんでしょうけど、まあ上手にドラッグとお付き合い出来なかったんでしょうね。今生きていればどんなドラム叩いてたんだろ?生き急いでる様な性急感も感じられるので円熟なプレイってのが想像できないです。
 
この後も元スモール・フェイシズのケニー・ジョーンズやリンゴ・スターの息子のザック・スターキーを迎え入れてこのバンドは存続していくわけですけどとりあえずオリジナル・メンバーでのTHE WHOはここで終焉を迎えます。
 
しかしいつも思うのが表題曲のPVでこんな顔しながら叩くしかも表現豊かなドラミングするタイコって最近、洋邦問わず少ないというかONE AND ONLYって感じもしますわね ♪