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ゾンビ

映画『ゾンビ』は1979年に日本公開されたと記憶します。
 
この同時期にエイリアンが公開されて、映画好きの友人が観に行くんじゃなかった・・・・ってぼやいていたのが印象的でした。
 
確かエイリアンの劇場予告や毎週土曜日の朝のTVの劇場公開作の予告には宇宙空間の中で大きな卵がパカっと割れる瞬間の映像だけで普通にスタートレックとかスターウォーズみたいな活劇SFなんじゃろう?って想像したらとんでもグロイモンスターが出てきて友人は劇場を出た途端吐き気をもよおしたそうです。
 
でこの映画なんですけどなんか予告を観る限りではそんなに怖いイメージが無かったんですけど、友人のそういう経験則に当てはめて劇場で観るのを憚った映画なんですけどね。
 
後にTVやビデオで何回も観るんですが、コレは劇場で観なくてやっぱ良かったわ~って映画でした。
 
多分私も吐き気と目まいをもよおしていたに違いないからである。
 
昔、私の両親の故郷なんかでもその土地の風習らしいんですが土葬の時代がありましてまだ生きてるのにも関わらず土葬にされてしまった生きてる人がいたそうで狭い島の事ですから島中で幽霊騒ぎが起きたり大騒動になったそうなんです。
 
欧米の死者に対しての埋葬の仕方が私はよく分からんのですけど火葬ではなく土葬ってのが主流であるならばこういうゾンビ伝説ってのは絶対、小さい街レベルの怪異談としてあったと妄想します。
 
この映画の場合は宇宙からの怪光線を浴びた一部の死者が蘇り、人間を襲い食する事により食された人間も伝染病が移るように同じゾンビと化してしまい別の人間を襲う様になってしまいまさに吸血鬼の如く次から次から生ける屍が増えていき、街中が大パニックになるというお話である。
 
この映画は全世界でヒットし後に亜流もたくさん製作されますけど、この映画と監督ジョージ・A・ロメロの前作『ナイト・オブ・リビング・デッド』は個人的に映画史上に残るサスペンス・ホラーの傑作だと思います。
 
ゴブリンの音楽も独特で神経を刺激するといいますか、視聴する側に緊張感を与える素晴らしいアクセントになっていす。
 
尚、この映画のラストシーンは複数あって一説には何十パターンも存在するという都市伝説めいた話も聞いた事があります