気ままに気楽に

今日も息をしています

ジョン・レノン スウィート・トロント

1. イントロダクション~イマジン
2. ヘイ・ボ・ディドリー(ボ・ディドリー)
3. ハウンド・ドッグ(ジェリー・リー・ルイス)
4. ジョニー・B・グッド(チャック・ベリー)
5. ルシール(リトル・リチャード)
6. ブルー・スウェード・シューズ(プラスティック・オノ・バンド)
7. マネー(プラスティック・オノ・バンド)
8. ディジー・ミス・リジー(プラスティック・オノ・バンド)
9. ヤー・ブルース(プラスティック・オノ・バンド)
10. コールド・ターキー(プラスティック・オノ・バンド)
11. 平和を我等に(プラスティック・オノ・バンド)
12. 京子ちゃん心配しないで(プラスティック・オノ・バンド)
13. ジョン・ジョン(プラスティック・オノ・バンド)
 
 
 
 
久々に先日この映像を観まして鳥肌が立ちましたです。
 
10数年前にWOWOWで映像を観て以来、又WOWOWで観たんですけど実にすばらしい映像ですね。
 
1969年というのは改めてポピュラー音楽の一番面白い時期でありとあらゆる表現形態が出現した記念碑的な年だと思うのです。
 
まずこういう野外イヴェントですけどWOODSTOCK、STONES IN HYDEPARK、オルタモント・スピードウェイのフリーLIVE、このSWEET TORONTO等等多士済々のあらゆるミュージシャンやバンドが熱い演奏を繰り広げていた年である。
 
コレは1969年に約3年ぶりに人前で演奏するって事もあってジョン・レノンはえらく緊張していて出番前に何度か嘔吐していたらしくあまりステージでも生彩を欠いている印象を受ける。
 
そのジョンやヨーコのパフォーマンスより前座の1950年代のロックンロール・キングのパフォーマンスにいつ観ても元気を貰うしド迫力なんである。
 
オープニングのボー・ディドリーはもうH・H・Hである。
 
どうしたらこんな卑猥にかつスイートな脚の動きをしながらギターを弾けるんだろ?弦もブチンブチン切ってもお構いなしである。
 
BASSのおっさんがコーラスのお姉さんに絡みつきながらダンスしてる、立ちながらナニしてる様だ。とにかく猥雑で最高である。
 
こういう猥雑さや色気ってなかなか黒人以外で表現してるミュージシャンやバンドって少ない気がします。
 
ジェリー・リー・ルイスはまさに火の玉野郎である。
この顔は滅茶苦茶不良でガラが悪そうである。
気に入らない事があったらすぐにぶっ飛ばしそうな短気マルコメなピアノである。
 
あくまでイメージですけどね。
 
リトル・リチャードももう大変である。
極論言っちゃうとこの人の存在が無かったらプリンスの存在ってない様な気がする。そのくらいに後世のミュージシャンに与えた影響って甚大だと思えます。
 
こういうピアノを聴いてますと自分も滅茶苦茶でいいからピアノ弾けたらなあ~って常に思います。
 
チャック・ベリーなんかもなかなかに素晴らしい演奏をしております。
 
コレはロックンロール・リヴァイヴァル・コンサートってことでカナダのトロントの野球場で開催しようとしたのですがあまり集客が見込めず、主催者側がジョン・レノンに頼み込んで出演を依頼したらしいのだ。
 
ほとんど人前で演奏をしなくて3年あまり、しかも前座が自分からしたら尊敬するミュージシャンばかりなのでさすがのジョンも緊張していたのだろう。
 
クラプトンが客演してますね。このプラスティック・オノ・バンドもこの当時、即席で作ったそうな。
 
未だにオノ・ヨーコの楽曲はとても聴くに堪えない騒音にしか聴こえないのは真のアヴァンギャルドなのかもしれないな。