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ジャックナイフ

映画『ジャックナイフ』は1989年に公開された映画である。
 
この映画はなんていうんでしょう個人的にはベトナム後遺症モノってジャンルがアメリカ映画にあるならば最後期の傑作だと個人的には思います。
 
ベトナム戦争という泥沼に陥った戦争を描いた秀作は1970年代~80年代にかけて多くみられましたが、この翌年1990年の暮れ以降湾岸危機でイラククウェート間で緊張が走り、湾岸戦争なんてのはもうその戦争終結後にはっきり言って大勝利というより何のドラマにもならない戦争だったので個人的にはアメリカが関わった戦争モノの映画に関しては今の処1990年以降の戦争に関しては秀作なんて出来っこないと思われる。
 
この映画はロバート・デ・ニーロが主演で陽気なベトナム帰還兵を演じていて、戦友を励ますために釣りに行ったり狩猟に出かけたりしてセラピングを受けてる戦友の傷を癒そうとするいわゆる友情物語である。
 
ただそこはデニーロが演じる主人公なんで傲岸不遜で荒っぽいので戦友は時に鬱陶しがるのですがその励ましてるデニーロにも心に深い傷を残していてってな内容だったように記憶する。
 
私の古い資料ではVHSは廃版、DVDは未発となってるけどこの静かな映像に戦争体験者のつらさ、その後の生きる上での厳しさを教えてくれるこういう映画なんかを観て現代こそ真摯になって正面にとらまえて考えていかなくちゃいけない様な気がするのだ。