アナーキー/右
アナーキーのサード・アルバムに収録されてる『右』って曲です。
この曲の訴えかけてる本質ってのは30年以上たった現在でも変わらないように思えます。
昔、この曲を聴いた時に単純にあ~街宣右翼じゃなくって左翼なのねって漠然と思ったのですけど違うみたい。
1980年代当初ってのは右翼ってのは十把ひとからげに考えられてて、天皇を崇拝して戦前の軍国主義に戻さなきゃいけないんだってな印象を街宣右翼とかで植え付けられてたイメージがあったのですがアレはマヤカシだったのだろう。
本物の国を憂いてる右翼ってのはそういう連中では無いと思うのだ。
ワタシが通ってた高校を中退したヤンキーがまあ隣町の番長みたいな奴で俺達がバンドやってるからっていうので興行の中で演奏をしないか?って話を持ちかけてきてソイツの自宅兼事務所みたいな処に行ったんだけど、完全にその筋の世界の手下になってるつーのか、目付きも怪しい連中も数人居たりしてそんな雰囲気でした。
多分、今思えばそういう団体の手先になってたのだと思います。
私らはそうそうにその事務所を引き上げて、興行に出演の話も断りました。
なんか大きなことばかりホラを吹いていましたけどね。恐らく後ろ盾があって自信満々やったんでしょう。
未だに大小関わらず、イヴェントやLIVE会場に行くと必ず怪しい屋台とか出てますよね。
偽物グッズを売ったり、ジャンクフードが味が不味くて高いと言う類のやつが。
彼らはそういう処とか街宣右翼と繋がりがあったんでしょうなあ~。
この曲なんか聴くとその頃を懐かしく思い出すと同時にイチイチなんだけどマスコミなんかの扇動放送に振り回されるんじゃないよって思うのと同時に、日本って国は右へならえってのが好きで団体行動、群れるのが好きなのかなあ~って感じます。
楽だというのもあるんでしょうけど、そうじゃない人間もいっぱいいるわけでして自分なんかその典型だったりしたし、仲間もそんな奴らの集まりだったのかな?ってフト思ったりもします。