気ままに気楽に

今日も息をしています

カイジ

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まずひとくさり暴論を展開しますので不快になられた方はスルーして間違って閲覧した過去を忘れ去ってください。
 
ワタシは常々、漫画ってーのは世のあらゆる表現手段の中でも最強のツールのひとつであると考えています。
 
ソレはこの表現形態ってのが人類が文字も扱えず、意思疎通に象形文字を使うところで最初期の表現方法からきてるんではないかと仮想するからである。
 
あとは音でしょうな、音と絵を組み合わせて意思疎通を計り最初期の人類は猿人からヒトに進化出来たと仮想するのである。
 
で昔のワタシの友人で漫画やアニメの表現はずるい、実写こそが一番でアールって言ってるやつがいたけどソレは違うで~とは思ったものだ。
 
映画という総合芸術を作るにしても漫画程でないにしても脚本や絵コンテがあってそこに実写のリアルな表現をあてて初めて成り立つもんだからである。
 
で読み物は(一般的に言う小説ね)一段、漫画よりレヴェルの高い表現という人もいるけどはたしてそうか?と感じる。
 
確かに想像力を養う上で読み物を読むのは知力、体力を使うのでいいのですが漫画みたいに5歳児にでもわかる分かりやすさがないし高齢になると身体的衰えもあったりして読むこと自体がきつくなるが漫画はその点老若男女性差関係なしに気軽に読めます。
 
アニメーションは実写映像と同じ感覚でワタシは見てるので又ちょっと違うのですが。
 
東京都知事ヤイコラ言ってるのは自分らのやってきた文学(私小説)が子供に通用しないと言ってるようなもんでアホ丸出しである。
 
そりゃワタシでも顔をそむけるような自主出版に近い形の成人漫画や残酷描写のエグイものも存在するがソレはしかるべき年齢までは規制をかけるべきだがソレ以外はオールOKにすべきである。
 
たとえば、複数の女性をなんとかしたい、幼児とお友達になりたい、スカ○○マニアといった限りなく変態な人間でもこういうジャンルで自分の欲望を満たして少なくとも実行に移さない抑止力になると思うしね。
 
前置きが長くなりましたけどカイジです。
 
この漫画の作画の福本伸行氏は若いころそれこそ水を飲むのにも苦労したんじゃないかって思えるくらい売れるまで辛酸をなめてるはずである。
 
だからワタシもこの主人公に共感できるし、がんばれ~って応援もするし次の話の展開がどうなるのかワクドキして読めるのである。
 
こういう漫画は実写化は個人的にはしないでほしい。
 
やるんだったら設定を変えてハリウッド資本で大きな映画にしてほしいと思う。今の邦画でやっちゃダメ。
 
この漫画の主人公カイジ自体、バクチ好きのどこにでもいるフリーターの男であるがソイツがたいして付き合いのない形だけの友人の連帯保証人になったがために日本の裏社会の権力者とギャンブル対決をして生死をかけた戦いを強いられることになるのである。
 
1996年に連載開始されたこの漫画を初めて読んだときに映画「地獄の黙示録」の世界観が自分の中でよみがえりました。
 
作者は絶対あの映画を何十回も観てると妄想しましたね。
 
そういえば「マカロニほうれん荘」って漫画があったけどアレが入口で洋楽に目覚めた少年少女も多かったんじゃないかしら?