気ままに気楽に

今日も息をしています

IGGY AND THE STOOGES   RAW POWER

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1. サーチ・アンド・デストロイ
 
 
2. ギミー・デンジャー



3. ユア・プリティ・フェイス・イズ・ゴーイング・トゥ・ヘル
4. ペネトレーション  
5. ロー・パワー
 
 
 
6. アイ・ニード・サムバディ
7. シェイク・アピール
8. デス・トリップ

 
1973年に発表されたイギー・ポップの名作です。
 
邦題が淫力魔人とかってついたアルバムだ。
 
俺が思うにPUNKの概念やらスピリッツはココが源流の一つでファッションとかはリチャード・ヘルのヴォイドイズのを今は亡き怪しいマネジャー、マルカム・マクダーエルがいただいたのがロンドン・パンクの雄、SEX PISTOPLSでありバンドの連中はココとかTHE WHOやTHE KINKSのカヴァーをしたりして目標にし尊敬もしていたのだろう。
 
いきなりド頭の1曲目からガツンと脳天をやられるようなガラージなファズ・ギターとたたみかけるローリングするタイコにドラッグで喉がやられたようなイギーのVoがナパーム弾のようにかぶさってくる。
 
貼りつけた動画はベトナム戦争を題材にした映画の名シーンのBGMでかかっていますがまさにこういう映像が嵌るのは不謹慎ですがジミ・ヘンの音とかこの辺なのだ。
 
探し出して破壊せよ!殲滅せよ!なんてメッセージは1970年代後半に勃興した既成概念をぶち壊すPUNKの叫びそのものである。
 
この人の影響下にあるミュージシャンやバンドも数限りなく多いですが、邦人でいえばTHE STALINの遠藤ミチロウ、お笑い芸人の江頭2時50分の正味のホンモノのPUNKに脈々と受け継がれているのだ。
 
5の曲なんかこういう底力、どこかで持っておきたいと改めて聴きますと拳を握りしめるおっさんやおばさんの姿があると思うのだ。
 
少なくとも1970年代後半80年代前半にPUNKに脳天をガツンと叩きつけられた連中にとっては必須の教科書の様なアルバムであり、まさにPUNKのゴッドファーザーであり学校教師が教えてくれないクソッタレどもに対しての生き方指南みたいなモノであったのだ。
 
彼氏は現在60歳をとうに越えたおそらく実物とは遭遇していないけど身長170センチ足らずの小さい米国の人間なんだろうけど、その肉体維持と生きざまは尊敬なんてのは超越して神々しいくらいである。
 
正味のホンモノのPUNKはこの男だけや!って言いきっていた友人がいたがそのほとばしる気持ちは分かるような気はする。
 
この人、元々ドラムスでレフティギターなんだけどその妙なバランス感覚ってのもこの特異な音に合ってるような気もするんだよね♪
 
このジャケ写真、ローリーに似てると思うのは俺だけかいな?