気ままに気楽に

今日も息をしています

BOZ SCAGGS・SLOW DANCER

イメージ 1
1. つのる想い


2. スロー・ダンサー
3. エンジェル・レディ
4. 愛を見つけて
5. ヘラクレス
6. ペイン・オブ・ラヴ


7. セイル・オン・ホワイト・ムーン
8. 愛の始まり
9. アイ・ゴット・ユア・ナンバー
10. 愛のあやまち

1974年に発売されたボズ・スキャグスの隠れた名盤といわれています。

「シルク・ディグリーズ」や「ミドルマン」が彼の人気を決定付けたアルバムだと個人的には思うのですがコレもなかなかいい感じです。

ボズをワタシが聴き始めた頃はJOJOやロウダウン、ブレイクダウンデッド・オア・ヘッドとかのいわゆるケツの青い小僧どもが酒でも飲み始めるベー、バタコも吸ってみるベー、可愛い女子にウィンクだべーってな感じで色気づき、背伸びをして聴くAORなるものを想起するんですが、コレにももちろんその要素はあるんですが、ソロアルバムではあるんですがどことなくバンドマンだった頃の雰囲気もどことなく醸し出してる感じはします。

ライナーノーツを当時の女性ライターが執筆していますが、ボズに対してボズのファンは歌が上手いとかいうレベルではなく味のあるヴォーカルが好きだという声が多いと記しています。

この人が何ゆえに1970年代後半~80年代前半にかけて日本でもかなりの認知度を得て人気があったのかはよく分からないんですけど、思うに当時のCBSソニーの外国ミュージシャンのマスに対しての宣伝が、グンバツに他のレコードメーカーと比べても上手だったようにも思えます。

特にビリー・ジョエルやこの人は大成功例と言える筈でワタシのようにもちろん音はいいんですけど、いい意味で気分良く雰囲気に、騙されたクチのリスナーも多数おられると思います。

ブルース・スプリングスティーンに対しての宣伝文句がロックンロールの未来がココに詰まっているなんてのは当時の箴言フレーズに思えました。

オニーことSONY王国はこの後EPIC SONYってのも立ち上げて多数、国内ミュージシャンを発掘し見事にことごとくセールスで大成功を収めます。

佐野元春なんてどこの馬の骨やねん?みたいに見えましたけどとりあえずSONYから出てるから実力派で外れでは、なかろうなんて認識なんかもありましたね。

音の方はといいますとスティーヴ・ミラーバンドからのファンも、新しいファンも取り込める内容であるんではないかと。

「シルク・ディグリーズ」から日本では一般的な知名度を得る分、妄想ですが古くからのファンが少し離れて行ったと思うのですがちょうどその分岐点にあったアルバムではないかと?

適度にソウルであったりファンキーリズムなゴキゲンな感じでもあるし、女性からしたらウーン、コレが男の魅力なのよねって唸ってそうな感じの音ではあります♪