気ままに気楽に

今日も息をしています

萩原健一 Ι Nadja‐愛の世界

イメージ 1
1. 男の風景
2. 雨のしおり


3. マッチ売りの少女
4. 羅臼から
5. グレイ
6. 居酒屋(パブ)

7. 行きずり
8. おまえ
9. 別れの詩(うた)

1977年に発売された萩原健一のアルバムである。

コレを聴いたら「Angel gate」も聴きたくなってきた。

昔、持っていたんだけど中古屋に売り飛ばしたかなんかして音源が今、手元にないもんなー・・・・・

コレはアナログ時代はA面が5までで井上サイド、6から最後までがB面で大野サイドってなっていてそれぞれの作曲がした曲が収録されている。

この頃の彼は俳優としての活動の方がメインだったのであろうか?あまり元気がないVoで声量も弱く、あえてそうしてるかもしれませんがか細い印象を受けます。

ただワタシはこういう力のない彼氏の歌声って結構好きで当時、ドラマや映画において演歌(便宜上そういう感じの曲調の曲ね)っぽい歌を歌うシーンなんかがお茶目で未だに真似ししたりします。

このジャケって狙ってたのかもしれないけど、背景が真黒の上に彼氏が黒のBIGIかなんかのセーターを着てるのかも知んないけど、左手が浮いてるように見えて心霊写真みたいである。

よく学生時代に組んでいたBANDのバンマスがコレ変!って言っていたような記憶が蘇ります。

この数年後、黄金の80年代に向けてまずは肩慣らしってな感じのリラックスした萩原、ショーケンが堪能できる1枚ですね。

この人の良さは例えば沢田研二とかMICK JAGGARとかみたいにおおよそ計算されたエンターテイメントではなく行きあたりばったりで、不安定で危なっかしいパフォーマンスや生き方とかが魅力の一つではないかと思える。

ショーケーン!!ってGS時代からのファンや女性のファンはそうLIVEで叫ぶのだろうけど、この人のLIVEを何度か観に行った男としてはハギワラー!!って叫ぶ声を無視して、背中の後ろから出てくるような声でオー!!って叫ぶその仕草や佇まいがRockerそのものな処があり、ファンもまたこの類稀なるパフォーマーに対して、称賛の声が止まない部分もあるのだろう。

この人ってあくまでイメージ的な部分で妄想なんだけど芸能界にありがちな上昇志向のある役者で歌手のような感じがしないのが、多くの支持をされる要因であるような気がします。

我が道を行くというか唯我独尊な処があったりして、しかし人間的にはガラスの様にもろい部分も持ち合わせていて。

またLIVEでなんですけど独特のリズム感があってマラカスを振ったりするタイミングやそんなに上手ではない(自分は絶対吹けないけど)ハープが恰好良かったりするのよね。

不格好や不器用なことが恰好良くなんでも様になる才人であると個人的には思うし、目と鼻の先で30代の彼氏の顔を見た人間からしたらやっぱ、甘いルックスのイイ男には変わりなく今も現役感を感じさせてくれる処が嬉しいではないか