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元祖総合格闘家  平直行

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一般の格闘技をご覧になられない方はあまりご存じない格闘家ですが、一部の格闘技ファンから一時期、K-1の黎明期や総合格闘技の黎明期の今から20年ほど前は伝説の格闘家として知られていたのが平直行選手でした。

彼の功績は打撃系格闘技、極真空手出身でありながら打撃だけではなく投げる、極める、いわゆる打投極全てを兼ね備えた総合格闘技を世間一般に浸透させて、かつ魅せるプロフェショナルなエンターテイメントに仕立て上げた事があげられる。

実際の処、完全なガチンコ勝負の試合は何試合行ったか不明の選手なんで実力不鮮明な部分もありますけれど、板垣恵介作画の「グラップラー刃牙」の主人公のモデルになったらしいので相当強かったと思える。

俺たちが少年時代に空手道場に通うってなった時に一番、厳しくて強いのが極真空手、ついで町道場の空手、一番ある意味凄いけど実力つくかどうか分かんないのが通信教育の空手でした。

極真の茶帯町道場の黒帯の3倍強いなんて都市伝説もあったくらいだ。

実際、高校時代に極真道場に通っていた黒帯の同学年の男がいたけど、誰もちょっかいを出す奴はいませんでした。

なんというか高校生のくせに目つきと雰囲気が他の奴らと違う雰囲気で妙に大人びていたのを記憶しています。

まあそういう小さいレベルの世界でもそういう感じなので、極真の猛者でなおかつ関節技や投げ技を決めれるってのは単純に凄いし、俺ら世代が最強の格闘家ってどんな奴やろう?って妄想を膨らました時、打撃が出来て、サバキが出来て、投げ技があって関節技、寝技も出来るスピードのある格闘家っていう理想系がありましたけど、ソレを具現化した格闘家でした。

もう少し出現するのが遅かったら総合格闘技のL・ヘビー級かミドル級の世界王者になっていただろうし、K-1の中量級でも世界王者になっていたのではないか?と思います。

K-1のグローブをはめた顔面打撃アリのルールでは極真空手の王者は皆、苦戦していましたがこの人の様にサバキが出来てキッチリグローブにも対応出来る選手であれば、十分王者になれると確信します