気ままに気楽に

今日も息をしています

ザ・テンプターズ/涙のあとに微笑みを

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数年前のCS放送にてGS映画大集合って特集があってほぼ現存するフィルムがあるGS映画の全てを特集している企画がありまして面白く観れまして気ままに邦画コレクションとしてほとんどを録画、DVD化した記憶があります。

しかしながらそのほとんどがいわばアイドル映画でスパイダーズやタイガース主演のモノが圧倒的に多かったのですが、ドレもビートルズの「やってくるヤァ!ヤァ!ヤァ!」のまがいものみたいな作りで映画としては観れないシロモノばかりでした。

その中でも「青春ア・ゴー・ゴー」「小さなスナック」とこの映画はなかなか自分の中では見応えのある映画ではありました。

1969年に製作、公開された映画で埼玉大宮?のストーンズと異名をとったテンプターズショーケンこと未だ10代の萩原健一の独特な魅力が溢れる青春映画である。

お話の方は高校生、山川健一ショーケン)が母久子(新珠三千代)の勤めるマーケットでバイトしている。

楽しい毎日を過ごしていたが可愛がっていた鳩が病気になりソレが気がかりではあるのだ。

そんな健一をみて同級生、昇(皿井昇)が名獣医を紹介するかわりに学園のモノマネコンテストに健一を出場させ、見事優勝する。

大喜びの健一を横目に不良のジャイアンのような番長がモテモテマンでもある彼に嫉妬し鳩を奪い殺してしまう

腹を立てた健一は番長とどこまで鉄塔の高い処に昇れるか?というチキンレース勝負に勝利するが死んでしまった鳩はよみがえってはこない。

意気消沈した彼を仲間が一生懸命励まそうとするが果たして・・・・・・

全体的にスパイダーズやタイガース主演の映画と比べてトーンが幾分暗めで、個人的にはこの数年後青少年から若者に爆発的ブームをよぶ金字塔ドラマ「傷だらけの天使」のオサムにつながるフーテナニーなショーケンの佇まいも凄く印象に残る青春映画の快作です。

ずっとVHSもDVDも存在しない封印映画でしたが今はDVDが出てるみたいですね。

ショーケンファンはのみならずGSファン、映画ファンには是非一度観て頂きたい映画ではありますね♪